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Channel: 着物でオペラ in ロンドン
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今夜の椿姫、主役二人が超ドタキャン、私も途中でギブアップ

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<9th Mar Wed>

今夜のROHトラヴィアータ、開演が少し遅れたと思ったら、アナウンスの人が出てきて、「滅多にない状況ですが、主役が二人とも急な腹痛で歌えません。一時間で代わりを探しましたので、皆さんにとっては興味深いパフォーマンスになるかもしれません」、ですって叫び


わーん、マリア・アグレスタ(「二人のフォスカリ」でとても素敵だった)とピエロ・プレッティの二人とも楽しみだったのに・・、


二人で一緒になにか食べたんでしょうか? 一体、なに食ったんだパンチ!爆弾


で、ヴィオレッタの代役はVlada Borovko(→こちら


名前だけではピンと来なかったけど、顔を見たらすぐわかりましたひらめき電球

ROHのJette Parker若手アーチストのメンバーのロシア人ソプラノで、声に魅力はないし容姿もどうってことないし、去年秋に見たオペラ演出イベントで演出家の意図を全く理解できないばかりか、やっとわかった動作もすぐに忘れてしまうというお馬鹿さんぶりを発揮して、私の評価はうんと低い人です・・むっ


そういう先入観のせいか、音程は不安定だし、最後まで聴くのは苦痛だ・・・。


いえ、そんなにひどくはなかったんですよ。


こういう時の急な代役をこなすのが若手アーチストの役目なんですが、緊張せずにえらく張り切ったヴラダ嬢は一応役目は果たしたと思うし、誰でも美人に見えるヴィオレッタの最初の白い衣装のおかげで今までで一番きれいに見えたし、声も「今はいずこに、ポポコさん?」のように不快ではないので、とりあえず「でかした!クラッカー」、という評価にはなるんでしょう。


これで、テノールが良かったら最後まで聴いたんですが、代役がチャールズ・カストロノーヴォ(→こちら )でしたからね・・むっ 


迷わず、一幕だけで帰ることにしましたDASH!


カストロノーヴォは決して下手ではないので悪口は言えませんが、くぐもった声が好みではなくて、全く聴きたいと思わないんです。(と言いながら、来週は奥様のシウリーナ聴きたさに夫婦共演のウィグモア・ホールのコンサートに行くんですが)。


彼はもうすぐ始まるランメルモールのルチアダムラウと共演するために今日はROHにいたとのことで、それならダムラウもいたんじゃないの? ダムラウはここでちょっと前にヴィオレッタやったことあるんだから、彼女が出てくれれば嬉しい驚きだったのになあ。


ということで、


今週はフルに毎日出勤して、夜も4連ちゃんで大変な週なんですが、おかげで思いがけず時間ができたのは好都合でした。よほどヒマでも最後まではいなかったでしょうけど。


しかし、


今回のトラヴィアータ、サイミール・ピルグが一回だけキャンセルした日に当たってしまったし、今回はこんなことになってしまい、全くついてなかったわしょぼん

同じのに何度も行き過ぎるのを反省して今回は一回づつだけにしておいたのに、こういうこともあるから、やっぱり予備の切符をどっさり買っておかなきゃいけないってことでしょうね。




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