<2nd Aug Tue>
あっ!と気がつけばすでに8月。でも急に涼しくなって、夏はもう終わっちゃったのかなあ。
オペラシーズンが終わってしまって割と余裕のある今日この頃、「えーっ、今更そのオペラを記事にするの?」と言われても、ここに書いておかないと後で誰を聴いたのかわからなくなっちゃうので、備忘録として残しておきます。写真も撮ったんだし。まずは、ドミンゴ先生のナブッコ。
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6月13日にヴェルディのナブッコを立見で観ました。
プレミエだった3年前に4回も観たので、今回は一回だけ。だって、グレーで敵味方の区別も難しいぱっとしないプロダクションの上、ヴェルディの中では一番惹かれないオペラで(共感できない内容、テノールの出番が少ない、コーラスには特に興味がない等々)、しかも歌手の顔ぶれもかなり同じなのでつまらないったら・・。
レオ・ヌッチで3回(→こちら )、ドミンゴ先生で一回(→こちら )観ましたが、ストーリーやプロダクションについてはそちらをご覧頂くとして、今回は歌手についての手短なメモのみ。( 以下の写真はクリックで拡大)
Music Giuseppe Verdi
ドミンゴ先生は、3年前に72歳でロールビューしたわけですが、その時はなぜか先生自身が出来に満足できなかったのかカーテンコールは仏頂面。
それに比べると今回は、特に上手になったとも私には思えないのですが、うんと嬉しそうで盛り上がったので、天下のドミンゴ先生を生で聴けて嬉しい~!っと言う人たちも満足だったのではないかしら。私はなぜかドミンゴ先生は全盛期でも惹かれなかったのですが(声が好みでないのと、息継ぎが苦しそうなのが嫌なんだと思う)、この年にして新しい役に挑戦するだけでも凄いし、尊敬の念はますます感じてます。
先回と同じリュドミラ・モナスティルスカは先回同様立派な歌唱と迫力で文句なし。でも、最近これとかマクベスとか強くてきつい女ばっかり吼えるように歌ってる彼女の優しい歌唱も又聴いてみたいです。5年前のアイーダは素晴らしかったですから(→こちら )。
今回の一番のめっけものはテノールのジャン・フランソワ・ボラスで、聴いたことのない名前だし、ルックスが良いわけでもないけど、声量のある美声は素敵。出番が少ないのが残念だけど。
彼はモナコ出身らしいですが、あら、ウィーンでマノン、メトでウェルテルまでやってるとな! 上手な筈だ。名前覚えとこ。
脇役は、John Relyeaが芯のある声でいつもながら上手だったけど、初めて生で聴くジェイミー・バートンにはちょっと失望。数々の賞を取ってるバートン嬢には期待してたんですが、この妹役は出番は少ないし、 一回だけで判断してはいけないので、ウィグモア・ホールのリサイタルに行ってみるかも(10月23日→こちら )。
指揮はバーコードおじさんことモーリッツィオ・ベニーニ。
尚、私がはなから無視したダブルキャストだったナブッコのもう一人はROHには出過ぎでずんぐりむっくりのギリシャ人ディミトリ・プラタニアスでした。
尚、日曜日から1週間の旅行に行くのですが、その前にできればいくつか今更オペラ記事を書き残しておきたいと思ってます。オペラはヒマでも明日と金曜日はボリショイバレエなので、そんな余裕はないかもしれませんが。
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