11月4日はホフマン物語Les Contes d'Hoffmannのドレス・リハーサルでした。
本気じゃなくてもいいリハーサルでパフォーマンス評価をするのはフェアじゃないので、それは本番見てからすることにして、今日は主に写真で。
なんと久し振りにオーケストラストールに座れたのもラッキーでした。なぜかと言うと、いつもの舞台脇ストールサークル席を持ってたですが、邪魔になる所に大きな映像カメラがあったのでちゃんと見える席をオファーしてくれたのです。 本番だったら140ポンドのこの席、4列目の隅っこから2番目で、床は見えないし前の人の頭も邪魔になり、おまけにこの日は報道用の写真撮影のカメラマン達が近かったのでシャッターの音がうるさくて理想的とは言えませんが、正面で近くから見えるのは嬉しいです。横からだと、歌手が向こう向いちゃうとよく聴こえませんから。
オランピアとジュリエッタは出番が終わってすぐに帰っちゃったんでしょう、カーテンコールに出てこなかったけど、おそらく8年ぶりのリバイバルでROHでは一番ゴージャスで大好きなプロダクション、歌手陣も先回よりはぐっとグレードアップして期待が持てます。
- Music Jacques Offenbach/ Libretto Jules Barbier and Michel Carré
- Director John Schlesinger/ Set designer William Dudley
- Costume designer Maria Björnson/ Lighting designer David Hersey
- Choreographer Eleanor Fazan/ Fight director William Hobbs
- Conductor Evelino Pidò/ Hoffmann Vittorio Grigòlo/ Four Villains Thomas Hampson/ Olympia Sofia Fomina
- Giulietta Christine Rice/ Antonia Sonya Yoncheva/ Nicklausse Kate Lindsey
- Spalanzani Christophe Mortagne/ Crespel Eric Halfvarson/ Four Servants Vincent Ordonneau
ヴィットリオ・グリゴーロはパワー全開。 一度だけ歌詞を忘れたか出だしをトチったかして、指揮者もしくはスタッフが大声で舞台に向かって歌詞を叫ぶというリハーサルならではの場面もありましたが、いつも通り熱いグリゴーロは芝居も歌も大熱演してくれて、久し振りに一流テノールの醍醐味が味わえました
3人のヒロインの中では予想通りぶっちぎりの歌唱力のソニア・ヨンチェバ。
トーマス・ハンプソンは、本気で歌ってたのか多少疑問ですが、凄くダンディ。
いつもチャーミングなズボン役のケイト・リンゼー。
- 久し振りに天井がまん丸に見える席だったので、まるでよそのオペラハウスに行ったような気分ではしゃいで写真撮っちゃいました
- オーケストラストールの一番後ろからの眺め。
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