<23rd April Mon>
今日で59歳になる私。
祝日が極端に少ないイギリスで「いくらなんでもこれではあんまりだで、ちょっと増やそみゃあ」、という話が出る度に第一候補になるのがイングランドの守護聖人St. Geroge's Dayの4月23日なので、ずっと待ってるんですが、いつまでたっても実現しないので今日は休暇を取りました。
午前中はロイヤルオペラハウスの来シーズン一回目のピリオドのサポートフレンズ予約開始なので、雄叫び上げながら早くからスタンドバイして備えました。最近サポートフレンズも人数が増え、早くからログインしておかないと長い間待合室で苛々しなくてはなりませんから。
今回は新システム導入でつまづいた無能なROHのせいでいつもと違う方法を余儀なくされ、席ではなく希望のセクションと値段を選ぶのですが、いつもの舞台横の安い席が欲しかったのに、なぜか「ここだと隣同士の席が買えません」という意味不明のメッセージが・・。一枚欲しいだけなのに・・・
パニくってあれこれやってるうちに要するに安い2列は売ってもらえないことがわかり、更に怒りが増したんですが、仕方ないので近くで観たかったら1列目の普段は縁のない高い席を買わざるを得ず、思わぬ散財
安い席買うための高い会員費払ってるのに、貧乏人の指定席を出し惜しみするなんてけしからん、とメラメラなんですが、めでたい筈の誕生日に不快な思いをするのも口惜しいので、「お給料頂いてるからこそできることをしないと会社行くの嫌になっちゃうから、働いてる間はケチらずに鷹揚に使う方がいいよね」、と、仕事を正当化するために普段から無理矢理信じようとしてるのを後押ししてもらったと思うことにしましょう。
今日の支払いは誕生日プレゼントということで無理矢理納得できなくもないし、多少高くても途中でネットがおかしくならずに良い席が買えたことにまず感謝しなくちゃね。老い先短い人生、嫌な思いをしてるヒマはないから、なるべく良い面をみるように心がけようとあらためて自分に言い聞かせた出来事でした。
そうです、来年60歳になるなんてとぞっとする時もたまにはあるけど、この年まで大した病気もせずに生きて来れれたことには素直にありがたいといつも思ってるし、美人だと容色の衰えを嘆くだろうけど、若い時にきれいと言われたことのない私は全然気にする必要がないのもここまで来ると恵まれてるかも。幸い健康で体力の衰えもほとんど自覚してないし、今トーチャンに死なれたら再婚相手も見つかるかもしれない。なんつって
いや、私より若くていつもカメラマンをしてくれるトーチャンを殺しちゃいけないので、午後は誕生日の記念写真を撮りに、冷たい雨の降る中、公園に行ってきました ちょうど満開
天気が良ければ着物で桜の下で写真撮りたいと思っていたんですが、芝生がぬかるみなのでドタ靴にしよ。
似合わないくせに大好きなアニマル柄(シマウマでも豹でも)、この青いセーターも、今でこそアニマル柄は定番なものの昔はほとんどなかったときに見つけて以来ずっと愛用してますが、証拠写真もあり、ムスメが1歳ですから23年前です。モノが捨てられないのが問題なんですが、洋服にお金は掛かりません(中年は高くて質の良いものを着なくてはと思ってはいるんですが)。
というわけで、50代最後の一年はモノを増やさないようにすっきりシンプルにして、充実した60代を迎えるべくゆったりと暮らしながら、来年の節目の誕生日をどう過ごすかを具体的に楽しくあれこれ迷うことに致しましょう。
今夜は外食はせず、最近トーチャンが昔のビデオをDVDにしてくれたムスメの小さい時の姿を見ながら家でトーチャンと二人でシャンペン飲みながらのんびりする予定。昨夜のシャンペンは4人だったので分け前少なかったけど、今日は少なくともボトルの半分は飲めるし、トーチャンが焼いてくれたチョコレートの大きなバースデーケーキもまだ残ってます。