<30th Dec Fri>
叙勲! サー・アンディ(テニス)、サー・ブリン(オペラ)
今日が仕事収め。イギリスのお正月は素っ気無いのですが、「今年もお世話になりました。来年もよろしくお願いします」、とあらたまって挨拶すると一応それらしい気分になれる日本の会社。今年は元旦が日曜日なので明日から3連休なのも嬉しい。そうでなかったら休めるのは元旦だけですから。
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昨夜は今年最後の劇場通い。
ロイヤルバレエのThe Sleeping Beauty、2回目のお目当ては私の王子様ムンタ君こと26歳のロシア人ヴァディム・ムンタギロフ
実はこの日はマシュー・ゴールディングの予定だったのをマシューがキャンセルして代役がムンタ君だったので思い掛けないボーナスだったんですが(マシューが観られなかったのは残念だけど)、サラ・ラムの方がムンタ君が他の日にお相手するマリアネラ・ニュネツ姐御よりもお似合いだと思うので、この二人で観られて嬉しかったです
このキャスト表通りであれば(クリックで拡大)、プリンシパルが6人も揃うという豪華なパフォーマンスになったのですが、残念ながら大幅チェンジになってしまい、平野亮一さん、高田茜さん、由姫さんという3人の日本人ダンサーが消えてしまったのでした。 病気ではなく、おそらく他の日の出番との兼ね合いのようで、平野さんと由姫さんは翌日の眠り姫の主役、茜ちゃんも重要な役で出るんでしょう。そんなこと前からわかってただろうに、なのですが、ここ暫く毎日(時には昼夜2回)「くるみ割り人形」と「眠り姫」ばかりやってて、ダンサーたちが疲れてるんでしょうね。 きついスケジュールです
ま、日本人3人が出る予定だったのは当日まで知らなかったので怒りはしませんが、代役はランクが下のダンサーたちだったので、主役以外のパフォーマンスのレベルは落ちちゃいました
その中でさすがだったのはブルーバードのフランチェスカ・ヘイワード。平野さんと茜ちゃんと同時にプリンシパルに昇格した彼女、今まで良いと思ったことなかったんですが、急に自信と貫禄出てたような
相手役のキャンベルも今回の昇格組なので、結局この日は新プリンシパル4人全員が予定されてたわけですが、きっと昇格前から決まってたんでしょうね。
23日は王子様だったジェームス・ヘイ君(→こちら)はこの日は脇役でしたが、いつも通りピリッとシャープで好感度高し。
でも、王子様役ではヘイ君はムンタ君の足元にも及ばないかな、やっぱり
それだけムンタ君が素晴らしかったわけですが、長身で見映えがする上に、スケール大きくて迫力があるのよね。ジャンプも身のこなしも本当にエレガントでチャーミングな王子様そのものだわ。うっとり
王子様は終わりの方にしか出てこないので、それまで(立見なのに)少し居眠りしながら辛抱強く待った甲斐がありました。
サラ・ラムも可愛いだけじゃなく、ローズ・アダージョもぐらつかずこなして立派でした
ムンタ君の眠り姫は来年2月にまた行く予定で、舞台横の席といつもの立見と両方持ってるのですが、どっちにしようかなあ。正面立見はご覧の通り写真には抜群の角度なのが捨てがたいけど、たまには近くから観たいし・・。よーし、いつか正面からまじかに観る席を奮発するか バレエはオペラの半額だから、ちょっと無理すれば買えるさ。
今、今年のオペラやバレエに行った回数を集計中ですが、ムンタ君のせいでバレエの回数は増えた筈。