<10th Jan Tue>
昨日の地下鉄スト、行きはトーチャンに最寄の電車駅まで車で送ってもらったら渋滞で大変だったけど、帰りは幸い私が乗る路線は走ってて、しかも閉鎖されてる駅をいくつかすっ飛ばしたので凄く早く帰宅できました。そして今日からBritish Airwaysが48時間スト。私がウィーン行きで乗るのは明後日なので免れましたが、イギリスの先行き不安な時にどいつもこいつもストライキなんてやってる場合か
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クリスマスからずっとROHではバレエばかりでしたが、やっと今年のオペラが始まり、今日はジョージ・ベンジャミンのWritten on Skinのリハーサルに行ってきました。 カーテンコール写真はトーチャンと両側から撮りました。私は左側から。
2013年3月に2度行った時のことは(CTはビジュン・メータ)記事にしなかったのですが、去年3月にバービカンでコンサート形式(CTはTミード)で聴いた時の様子は→こちら。 最初は「うわ~っ、前衛的でヘンテコリン!」、2度目は「あら、そんなに悪くないかも」、3度目は「まあ、凄く良いじゃないの」、と聴く度に良さがわかった現代オペラで、今回は待ちに待ったイエスティン君の登場(他所ではこの役やってますが、ロンドンではお初)。
本作りを依頼した若者と自分の妻が恋仲になったのを嫉妬した金持ち男が彼を殺したばかりでなく、彼の心臓を妻に食べさせ、妻は自殺するというグロテスクな中世のお話ですが、若者は時代を超越する天使でもあり、前衛的かつシュールな展開で、セットも衣装も中世と現代が交差し、イエスティン君は何度も着替えます。
Music George Benjamin
Text Martin Crimp
Director Katie Mitchell
Designer Vicki Mortimer
Lighting designer Jon Clark
Conductor George Benjamin
The Protector Christopher Purves
Agnès Barbara Hannigan
Angel 1 / The Boy Iestyn Davies
Angel 2 / Marie Victoria Simmonds
Angel 3 / John Mark Padmore
リハーサルでも皆さん本気で歌い演じてくれて迫力ありました。やっぱり、内容が内容ですからコンサート形式より緊張感がみなぎります。 童顔のイエスティン君はこのミステリアスでセクシーな役にはビジュアル的にしっくりこなくて、ビジュン・メータとティム・ミードの方が雰囲気合ってるけど、絶好調のイエスティン君の声は美しく響きました。バーバラ・ハニガンは何度聴いても、演技付きでも無しでも凄いの一言。
でも、バービカンのコンサートの時はことさら最後の子音を強調して、それがとても気に入ったのに、今回はそうでもなくて、あれはコンサートだから何か特別なことしないといけないと退屈だと思ったのか、或いはバービカンでは目の前で聴いたのでそれが聴こえたのか・・?
休憩なしで1時間半、12時半に終わったので、午後だけ出勤する前にステージドアに行って、胡蝶蘭さんも一緒にイエスティン君と記念写真。13日の初日には行けませんが、23日にレイネさんと又行きます。
やけに控え目で、彼が誰だか知らなかったら有名テノールとは思わないだろうマーク・パドモア。 滅多にオペラには出ないので貴重な機会なのですが。