<27th Feb Mon>
信じられないことが起こったオスカー授賞式、今夜ゆっくりハイライト番組で見ますが、女優さんたちのドレス姿をざっと写真で見たところ、一番素敵だと思ったのはKirsten Dunstのクラシックなディオール。谷間は見せなくても胸がポイントでエレガント(→こちら)。
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今日は久し振りにROHの無料ランチタイムコンサートに行きました。
改装工事中のロイヤルオペラハウスは使えない間、会場は近くのスイス・チャーチ。何度かコンサートに来たことがありますが、ちょっと音が響き過ぎて理想的とは言えませんが、最前列だと生の声がストレートに聞えるのでオッケー。
Eri Nakamura ソプラノ
Richard Whilds ピアノ伴奏
Boulanger: from Clairières dans le ciel
5. Au pied de mon lit
10. Deux ancolies
Lutoslawski: from Chantefleurs et Chantefables
2. La sauterelle
5. La tortue
Messiaen: from Poèmes pour Mi
5. L’Éspouse
4. Épouvente
Whilds: Endsongs
1. Scene from Great Expectations
2. Scene from La vita nuova
3. Scene from Ulysses
4. Scene from Tenningosui (The Decay of the Angel) 天人五衰
5. Scene from El amore en los tiempos del cólera (Love in the Time of Cholera)
アンコールはクララ・シューマンをドイツ語で。
恵理さんが2008年から2010年に掛けてロイヤルオペラのJette Parker Young Artistだった時にはしょっちゅう聴いてましたが(2009年にネトレプコの代役でモンテッキとカプレッティを唄った時は→こちら)、久し振りに拝見する恵理さんはちょっとふっくらなさって大人っぽい女らしさがぐっと増しました。若手アーチスト時代は西洋人の中に混じると小柄で細い絵里さんは一人小学生が混じってるように見えたこともあったのですが・・。
恵理さんが流暢な英語で仰った通り、前衛的な現代音楽ばかりというチャレンジングなプログラムだったので、「・・ちょっと、きつかったわぁ・・」、という感想の人が(私を含め)多かったですが、高音から低音までむらなく伸びて声量たっぷりの恵理さんのまろやかな歌唱は素晴らしく、ロンドンの後ずっとミュンヘンで活躍して器が更に大きくなったのがよくわかりました。
勇気のいる選曲の中でも最後の新しい曲はイギリス人なのにドイツ中心に活動してて一度もイギリスでご披露したことがないピアノ伴奏者の作曲によるものですが、彼をイギリスで紹介したかったと仰った恵理さん、既にベテランの風格です。
激しい曲の多い中、一曲だけあった日本語の歌は優しくて心に沁みました。
ドレスもとっても素敵。スカートではなくパンタロンなのも洒落てます。
絵里さんは4月に新国立劇場でフィガロの結婚に出演なさるのですが、私が観た最高のフィガロのピエトロ・スパニョーリとの共演ですからお勧めです(→こちら)。恵理さんはROHでも研修中に、代役ではなく最初からスザンナ役に抜擢されたんですよ(→こちら)。
このランチタイムコンサートは月に2回あるのですが、私が次に是非行こうと思っているのは4月10日の現Jette Parker Artistで私が一番好きなテノールのキム君でーす(→こちら)
さあ、体調いまいちでだらだら過ごした日々は終わり、明日からは忙しい毎日が始るぞ~!
まず、明日と明後日は連ちゃんでバレエ「眠れる森の美女」