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Channel: 着物でオペラ in ロンドン
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Contrasts マリインスキー・バレエのミックス・ビル

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<12th Aug Sat>

宣伝不足だったのかマリンスキー・バレエの切符の売れ行きは出足が遅かったけど結局はほぼ売れ切れた中で、このミックスビルだけは2回しかやらないのに最後までたくさん残ってました。ロイヤルバレエではこの手のミックスは値段を低めに設定するのにマリインスキーは他の同じだったのも問題だったかもしれませんね(私は色んなダンサーが見られるのでミックスはお得だと思うのですが)。

 

8月8日の初日に行きましたが、コントラストと銘打った通り全く違う3つ見られたのは面白かったです。                      

                       カメラ小さい写真はクリックで拡大します。

 

Conductor Alexey Repnikov

1 Carmen

Choreography Alberto Alonso

Music Rodion Shchedrin after Georges Bizet

Designer Boris Messerer

Lighting designer Vladimir Lukasevich

Carmen Diana Vishneva
Don José Konstantin Zverev
Toreador Yevgeny Ivanchenko
 
   
これが一番楽しめました。ビザーのオペラを上手にアレンジした音楽も、ユニークな動きが面白かった振付も面白くて最高。 これ、ロイヤルでもやって欲しいですが、超つまらなかったアコスタ振付のカルメンがあるから無理かしら。 ダイアナ・ヴィシニョーワのカルメンはさすがだったけど、ドンホセも闘牛士も下手だったのが残念。

 

2Infra
Choreography Wayne McGregor
Music Max Richter
Set designer Julian Opie
Costume designer Moritz Junge
Lighting designer Lucy Carter
Sound designer Chris Ekers
Ekaterina Kondaurova/Anastasia Matvienko/Renata Shakirova/Ernest Latypov/Nadezhda Batoeva/Zlata Yalinich/Yekaterina Chebykina/Alexander Sergeev/Philipp Stepin/Andrei Yermakov/Kimin Kim/Vasily Tkachenko
 
全てヘンテコリンなウェイン・マグレガー振付をロシアのバレエ団がやってくれるのは嬉しいけど、こういう舞台セットのない前衛的なのは奥の方が踊ることが多いので、横から見た私には「わーん、何も見えないよ~笑い泣き」、という時間が長過ぎて辛かった。 折角キミン・キム君、白鳥の湖の可愛い王子様エルネスト君、素晴らしいキトリだったレナータ・シャキロワが出てたのに口惜ったらないわ。これだけ正面立見に移動すれば良かった。 キム君とレナータちゃんのペアが私が見えた範囲ではベストだったのですが、中心で出番も多い上半身裸の男性はこの手のダンスがお得意のロイヤルのエド・ワトソンに匹敵するような上手なダンサー出して下さいよねむかっ

しかし、意味は勿論わからないしショック!、一晩中マグレガーばかりだったら、誰か観に行く人いるんでしょうか?

 

    
 
3Paquita Grand Pas
Choreography Marius Petipa
Music Ludwig Minkus
Costume designer Irina Press
Viktoria Tereshkina/Vladimir Shklyarov

これが一番楽しみだったのは私好みの美形ウラジミール・シャクリャーロフラブが出てるからですが、なんですか、この珍奇な衣装と髪型はポーン。 最悪なのは彼の童顔には全く似合わない口髭で、違和感あり過ぎゲロー。 役柄のせいで仕方ないと思ってましたが(どんな役か知りませんが)、翌日のザンダー・パリッシュはヒゲなしと後で聞いて、怒りすら感じました。 年増の相手役とバランス取れるようにかしら?

それに、全身白い衣装だとさらに太ってみえるし(彼に外見上の欠点があるとすれば少々太めなことなので)、踊りも重たく感じちゃったしね。 彼を観たさにこの後のバヤデーレのリターンを苦労の末にゲットできて喜んでた矢先だったけど行くの辞めようかと思ったくらいパッとしないシャクリャーロフでした(結局、行きましたけど)。 元々はどういう話なのかすら知らないけど、全てがおそろしく古めかしくて笑っちゃうくらいだったし、プリンシパルのヴィクトリア・テリューシキナは疲れが出たのかキレが悪くて、4演目の中ではこれが一番冴えなかったです。

主役以外がたくさん踊り過ぎるのはシャクリャーロフだけが目的の私には不満でしたが、その中で可憐な長久メイちゃんが光ってました。モナコがベースとのことですが、バヤデーレでも正確なテクニックで素晴らしかったです。   

 

  

 

 

 

 

 

     

 

後は、2回行ったバヤデーレを残すのみで、早く片付けたいのですが、明日からちょっと旅行に行くのでいつになるやら。 世界陸上もTV観戦しなくちゃだしね。

   


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