<9th Sept Sat>
スコットランド旅行記もあと少し。来週月曜にROHオペラシーズンが始まる前には終えてしまいたい。
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(8月24日) 小さい写真はクリックで拡大します。
さすがに疲れが出たのか、腰が筋肉痛になってしまい、歩き始めにちょっと痛かったですが、トーチャンに付いていくしかないわけで・・。
スカイ島には妖精伝説がたくさんあるようで、今日はまずFairy Poolsという難易度「中」距離「短」のウォーキングコースから。 人気スポットなので、朝8時半に駐車場に到着し、時折の小雨の中、一本道を往復します。
あら、今日はゴム長靴で?
はい。そんなの履いてるのは私だけだし、ぬかるみを気にしなければ不要ですが、折角持って来たんだし、おかげで泥道を歩くのが楽しかったです。 毛糸の帽子被ってますが、寒いわけではなくて小雨用。
滝の音を聞きながら、ゆっくり歩いたので2時間掛かりましたが、本当に妖精がいそうな幻想的な黒い雲でスコットランドらしい雰囲気でした。
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次は北端近くにあるスカイ島暮らしの博物館Skye Museum of Island Lifeという伝統的家屋を再現した小さな博物館を見学。 資料が多いので興味ある人は長時間いられますが、私たちは簡単に。
すぐ近くに立派な墓地があり、ボニー・プリンス・チャールズを助けた勇敢なヒロインとして有名なフローラ・マクドナルドの墓もあるのでそこにも皆足を伸ばすのですが、新しい墓が並ぶ一角でひときわ目立つ大きな墓碑はなんと 7年前に自殺したファッション・デザイナーのアレクサンダー・マックィーン。 生まれはロンドンですが、両親がスコットランド出身だそうです。
ロンドンを中心に華やかに活躍した人がこんな地の果てでさぞ淋しかろうとおセンチになりますが、観光客もたくさん訪れて淋しくないし、山とヘザーの咲く丘と海に囲まれて縁ある人々と一緒で幸せな永眠の場かもしれません (ロンドン郊外ハイゲートにも彼のお墓があるらしく、スカイ島は灰を撒いて墓碑を立てたということかもしれません)。
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北端をぐるっとドライブして、二日前に上ったオールド・マン・オブ・ストール(→こちら)を見上げる水力発電ダムに寄りました。トーチャンはこういうのが好きだから。一応遊歩道になってて(ぬかるみですが)、海岸沿いの崖の絶景が見られます。
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夕食は、昨夜予約しておいたSea Breezesというフィッシュ・レストラン。開店早々の5時半しか取れなかったのですが、一番乗りのおかげで港を見渡すベストテーブル。一昨日虫に刺されて嫌な思い出の場所ですが・・
私は生牡蠣の前菜、メインはサモンのリゾット、スコットランド名物のクラナカンCranaghanというウィスキーのクリームデザート(昨日スパニッシュレストランで食べたのも、これだったわ)。 スコットランド産のサイダーで。
人気のお店らしく、ハイシーズン値段なのか、僻地の割には安くなかったですが、美味しかったです。 因みに私の顔の虫刺されは左半分にほぼ集中してるのでなんでもないように見えますが、2週間以上経った今も痒い。
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勿論まだこれで終わりではなく、車でちょっとだけ移動してポートリー郊外ウォーキング。
ぬかるみが大変だったし(長靴はいてくりゃよかった)、私が大袈裟に腰が痛いとむくれたので、コースの四分の一だけにしてくれましたが、1時間は歩いたでしょうか。最後は虹も出てなかなか良かったですが。
トーチャンの万歩計は17,575歩とスカイ島3日間でこの日だけ2万歩以下。車移動が多かったし、最後のウォーキングが大幅カットになったので。
翌日はスカイ島を去ってイングランドに向い(ほとんど歩かなくて済みそうだ、ホッ、)、一日ではロンドンには帰れないので途中で一泊します。