<9th Nov Thus>
ムスメが遊びに来てくれたので、3人で映画館へ。Thor: Ragnarok(邦題マイティーソー バトルロイヤル→こちら)はCGアクションの素晴らしさもさることながら、くすっと笑えるユーモア満載で、SFアクション・コメディと言ってもいいくらいだし、とても楽しめました。 俳優さんたちも味があって、特に主役のCヘムズワースが面白くて格好良くてうっとり その後、ムスメの2週間の米テキサス旅行の写真を見せてもらいながら親子でまったり。
--------------------------------------------
11月1日はEnglish National OperaのロデリンダRodelinda(→こちら)を観に行きました。
筋書きやプロダクション写真は4年前にイエスティン君で2回観た時の記事(→こちら)をご覧下さいですが、要するにロンバルディ王国(ミラノ)の権力争いと夫婦愛の物語。
4ツ星評価が並んだし、聴きたいカウンターテナーが二人出てるし、前から3列目の95ポンドの席がレスタースクエアのTKTSで当日30ポンドで買えたので、そりゃ行きますとも。 そこで買った切符で今までで一番良い席なのはそれだけ人気が無いってことですが、醜い現代読替プロダクションのせいでしょう。
それに、悲劇なのに何度も笑いが起こったのは翻訳が陳腐だからで、やっぱり英語訳にするのは凄く嫌です
二人のカウンターテナーが素晴らしかったので、行った甲斐はありました
闘いに敗れて放浪する子持ちの国王役には童顔のイエステイン君よりも精悍なティム・ミードの方がビジュアル的にもぴったりだし、引き締まった歌唱もすごく良かった。 今までほんのちょい役でしか聴いたことなかったけど期待してたクリストファー・ローリーの素直な声も好き。漫画みたいな笑顔だけど、意外に背丈もあるし。
耳障りだったのはレベッカ・エヴァンスのねっとり重い声。先回も彼女だったけど、もっとヘンデル向きの軽やかで上手なソプラノいるでしょうに・・・。スーザン・ビックリーの細い声は好きだし上手だけど、惚れた腫れたというには年食ってて、ドラマとして違和感あり過ぎ。
王妃に横恋慕するライバル役のテノールのホァン・サンチョは悪くなかったけど、悪役のニール・ディヴィスはゴツゴツで不快。
まだやってるので、カウンターテナー好きにはお勧めですが、コロシアムで定価切符買わないで、TKTS(→こちら)に走りましょうね。