<17th Feb Sat>
男子フィギュアスケートで日本が金銀って凄いですが、やっと今日、イギリスもやっと今日、金メダルが取れました。スケルトン競技で。 でも、これが冬季オリンピック歴代10個目の英国選手金メダルってスケールちっちゃなあ・・。
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Hugo Wolf Italienisches Liederbuch
Jonas Kaufmann
Diana Damrau
Helmut Deutsch
2月2日から24日まで、バーデン・バーデン、ベルリン、ハンブルグ、ロンドン、エッセン、ルクセンブルグ、ブダペスト、バルセロナとヨーロッパを回る3人のツアーの中盤の昨日16日、バービカンに来てくれました。
カウフマンのファンサイトを管理なさってるイルトロバトーレさんが曲の特徴やレビューの日本語訳をアップして下さってるので詳しくはそちらをご覧下さいですが(→こちら)、
フーゴ・ヴォルフのイタリア歌曲集はイタリア語からドイツ語に翻訳された恋愛に関する46の短い歌曲からなる男女の掛け合いで(デュエットではなく交互に歌う)、今回は恋愛のなりゆきの流れを表現できるように順番を変えたそうですが、きっちり起承転結のドラマになってるわけでもなさそうで、泣いたり笑ったり喧嘩したり仲直りしたり、めまぐるしく変わります。英語訳を見ながらだと表情がわからないので、内容は理解できなくても、超一流の二人の見事な絶好調の歌唱と軽妙洒脱な演技を楽しむことに集中しましたが、そんなに深刻な恋物語ではなさそうです。
コメディが抜群に上手なディアナ・ダムラウは、照れたり可愛く怒ったり笑ったり拗ねたり、表情豊か。 黒い花柄ドレスに素材の違う緑、ピンク、黒、赤の4色のショールで変化を付けてくれて、それに合わせてカウフマンもポケットチーフを同色に。
彼女よりは少々控え目ではあっても、ヨナス・カウフマンも軽いタッチで普段の舞台では見られないお茶目な面を披露してくれて、貴重な機会でした。 美男子の百面相はまさに眼福。
ピアノ伴奏のヘルムート・ドイチェ氏はカウフマンの音楽学校時代の先生で、いつも共演してますが、間もなく引退なさるようで、これがロンドンでの二人の共演の見納めかもしれません。まだこんなに上手なのに勿体ないですが。 カウフマンにとって大切な人ということでは、現パートナーのクリスティナさんも近くの客席にいましたが、長身の彼女は特に美人ではないけれど、ミニスカートから脚がすらっと伸びて雰囲気のある女性です。
さあ、それでは写真集、いきますよ 小さい写真はクリックで拡大して下さいね。
まずはグループ写真。 4列目だったので前の人の頭が邪魔ですけど。
カウフマンの大ファンの日本女性が舞台の隅の客席からひとつづつカウフマンに渡した花束を二人にいそいそ運ぶカウフマンの姿に会場はなごみました。
「はい、まずベージュのをドイチェ先生に渡してね」。 「はい」。
「次はダムラウさんにピンクのを配達」。 「まあ、ありがと~」。
「最後の赤いバラは僕に?! サンキュー」
バービカンからオフィシャルの型通りの大きな花束が歌手だけに。
客席のおば様方から袋に入ったプレゼントも。 遠くからたくさんのファンが詰め掛けてたことでしょう。
お次はツー・ショットを何枚か。 いつもは最前列で下から見上げるので写真撮りにくいけど、今日はちょっと遠いので撮りやすいわあ
最後は、「やっぱり、カウフマンってハンサムよね~」シリーズ。 白髪は増えても美貌は劣ってないどころか、渋さも加わって、まさに男盛り
ということで、一年以上も前に買った切符ですが、3人ともさすがの実力と貫禄で感激でした