(4月11日)
文化会館小ホールでフォークト様と奥様のコンサートがありました。
あれほど幸せそうなクラウス君の笑顔を見たのは初めてで、仲良し夫婦振りが嫌と言うほど滲み出てました。勿論嫌ではなく、微笑ましい二人の様子に私だけではなく、観客は皆幸せな気持ちになったことでしょう。ちょっとだけ二人でダンスもしてくれて、今は二人共体型が崩れてますが、若い時は美男美女の美しい金髪カップルだったことでしょうねえ。でも、4人の子宝に恵まれて、育児も一段落して奥様も又歌を歌えるようになった今が一番幸せかも。と思わせるような、心温まる素敵なコンサートでした。オペラとは違うクラウス君の軽くてポップな歌唱も聴けたし、日本まで来て良かったと、ちょっと横でしたが最前列で幸せに浸りました。
そして、嬉しい驚きは奥様の歌。正直、期待してなかったのですが、細くて澄み切った声、大好きです。
クラウス君自身は、ベストのベストではなかったかもしれませんが、ミュージカルナンバーや魔笛が聴けてのも嬉しかったですが、ソフトで優しい声、フルボイスの力強い声と、変化に富んだテクニックはオペラ以上で、やっぱり凄い! 練習不足で「あっ!やばい」的なところも却って魅力的。
というアバタもエクボ状態の私だけじゃなく、誰もが素晴らしいと思っただろうし、体調が回復してちゃんと出てくれて良かったと感謝した印象に残るコンサートでした。
サイン会は写真は駄目と言われたのですが撮っちゃったし、最後は楽屋口でポーズを取ってくれました。
二人共きっと日本が大好きになったでしょうから、私も嬉しいです。
4回あったうち、最初の歌曲リサイクルに行けなかったのは残念でしたが、ローエングリン2回とこの夫婦コンサートが聴けて満足です。ローエングリンは好調な日と体調崩して苦しくても頑張る感動的なふた通りのクラウス君を見られたのもラッキー。
サイン会終了後の立ち姿はスマホではなくカメラで撮ったのでロンドンに戻るまでアップ出来ませんが、切符も全て取って下さった今回の恩人の写真をお借りしてます。
ロンドンに戻ったら、曲目リストも追記しますね。