<2nd July Mon>
テレビでウィンブルドン・テニスを観ようと急いで帰宅したのに、肝心な試合は雨で中止。ったく、今年は雨が多いんだから、と思ったら、6月は観測開始以来最も雨が多い月だったそうですよ。
それじゃあ、テレビの代わりにストックホルム旅行記を進めましょう。
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旅行中一番たくさん歩いた日曜日(トーチャン万歩計21,620歩)、市庁舎見学の後は、歩いてユールゴーデン島に向かいます。
水際を2.5キロを写真撮りながらぶらぶら歩いたら小一時間掛かったでしょうか、ヴァーサ号博物館に着きました。ストックホルム観光の人気スポットのようです。
↑ これは模型で、実物は全長61メートル
ドイツ三十年戦争に参戦するために建造されたものの、1628年に進水してすぐにあっけなく沈んでしまったという情けない木造の戦艦ですが、手間ひま掛けて多くの壮麗な木彫装飾が施されているのは驚きで、当時の戦いの美学が感じられます。1960年代に水底から引き上げられたそうです。
イギリスにはヘンリー8世時代の同じようなメアリー・ローズ号という有名な船があり、引き上げられた直後でまだ放水され続けられている段階の時に見学したことがあるのですが、このヴァーサ号はそれより百年新しくて保存状態も良く(あちこち修復されてはいますが)、更に壮観です。
ヴァーサ号の後は、すぐお隣にある北方民族博物館に行ってみましょう。
ロンドンのヴィクトリア&アルバート・ミュージアムに似た感じですが、お天気の良い日にこんな所に誰も来たくないのか、中はガラ~ン。
一応全部回りましたたが大した物も展示されてないので、お茶とケーキして早々に引き上げましょう。
巨大な坐像は、16世紀のヴァーサ王。
北方民族博物館はあっさり終わってしまったので、お天気も良いことだし、同じ島にある野外博物館スカンセンに行ってみましょう。
国内のあちこちから160棟の伝統的な建物を集めて1891年オープンした、愛知県にある明治村のはしりのようなこの公園、一番日の長い季節のこんなお天気の良い日曜日ですもの、きっと家族連れがたくさんいるだろうから、金髪のうんと愛らしい子供たちに会えるわ~
という期待は完全に外れ、誰もいやしないったら ・・・
手入れは行き届いてるけど古めかしくて、なんか侘しい雰囲気が漂っててあまり魅力ないもんね・・・(有効活用されてませんが、ここは緑の保護地区になってて開発はできないそうです)。
仕方ないから、素敵な北欧ファミリーの代わりに動物ファミリーの写真撮っとこ。
市庁舎の塔の上からもこの豪華客船Aidaが見えたので、「まあ、ナポリ港で見たのと同じ船だわ」、と思ったけど、近くでよく見たら、同じではなく姉妹船。ナポリのはAida Bella、これはAida Sol。
↓ 北欧らしい建物の写真を並べておきます。
2時間くらい歩き回ったらさすがにお腹ぺこぺこ
スカンセンの中にもレストランはあったけど、そこもガラーンとして淋しい雰囲気だったのでパスして、出口近くの、イギリスで言えばパブのようなお店に入りました。
スェーデンらしい食べ物ということでサーモンとミートボールを頂きましたが、特にジャガイモが美味しかったです。デザートはチーズケーキ。
結局、これが唯一のまともなディナーなんですが、北欧の食事は高いという評判通り、軽くロンドンの1.5倍はしたような。
帰りは当然また歩くんですが(市電も走ってるけど)、行きと同じじゃつまらないので、行きに歩いた船が停泊してたプロムナードと平行する道にしましょう。
素敵なフラットがたくさんあって、きっとここは高級住宅街ね。
お天気が良いのでほとんど外を歩き、美術館とかには行けませんでした。
翌日ロンドンに帰るのですが、フライトは夕方なので、それまで目一杯まだまだ歩き回りますとも。
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