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Channel: 着物でオペラ in ロンドン
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マノン・レスコー by Puccini @ホランド・パーク

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<23rd Jun Sun>

今やってるボリス・ゴドノフとカルメンは無視してるのに、食事会とか続いて相変わらず余裕のない6月後半。日本に行く準備もそろそろしないといけないし・・。

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ホランドパーク・オペラには、左右の脇2席づつが20ポンドというお得なinspire ticketいて座があるので、今年は気合を入れていくつか買ってみました。第一弾が6月4日のマノン・レスコー(→こちら)。 プッチーニの中では聞き飽きてないオペラです。

 

 

お天気がいまいちでしたが、まずオペラ会場近くのパークを散策。

赤薔薇バラ園は、何故か量がうんと減ってて貧弱でしたが、だからこそ一つ一つの花をじっくり眺め、雨上がりでしずくで潤う大輪の姿に見惚れました。

 

 

 

 

  

京都ガーデン福岡ガーデンという日本庭園もあります。池の淵に佇む鷺(サギ)は置物ではなくて本物ですからね。

 

   

 

テントというには頑丈な半野外のオペラ小屋で、最近はトイレもたくさん出来て、なかなか充実した施設です。

隅っこの20ポンドの席でも見切れることはなく、雨が降っても濡れないし、お隣は63ポンドもするんですよ(真ん中はもっと高い)。

   

公園から時折鳥の声が聞えたりする独特の雰囲気の中(子供が叫んでたり飛行機の音がうるさい時もあり)、大掛かりなセットは望めないけど、歌手がそこそこであれば文句はありません。

 

 

新プロダクションなのでレビューは演出に対する割合も多く、ご覧の通り、1960年代に読み替えるのはいいとしても、荒野で野たれ死ぬマノン・レスコーがまるでシャーリー・バッシーみたいなラメドレス姿で、最後は歩いて隅っこに消えていくだけなので、同情や共感を呼べないせいか、以下の貧しい評価になってしまいました(クリックで記事に飛びます)。

 

The Evening Standard  ★★★

The Times ★★★

bachtrack ★★★

Metro ★★

The Telegraph ★★

Culture Whisper ★★

 

 

ケミストリーは全く感じられない中年カップルでしたが、私はグラインドボーンやENOでよく主役やってるテノールのピーター・オーティをやっと生で聴くことが出来て嬉しかったし、盛りは過ぎたかもしれないけど声量はあるしなかなか良かったので、それだけで来た甲斐は充分あり照れ 

    

マノン役のElizabeth Llewellynは、そんなに悪くはなかったものの、声が好きじゃないし精彩なかったけど、病み上がりだったので仕方ないかなうーん

マノンのお兄さんは声量があって立派でした。

演出チーム。この演出を好きな人はいないでしょうが(今迄の中では最悪)、きっとここでは彼らに対してブーイングはしないんでしょうね。

 

次は、来週、ヴェルディの仮面舞踏会(→こちら)の初日に行きますが、うーむ、名前も聞いたことのない歌手ばっかりだ・・ショック。 夏らしい天気になりそうなので幕間は楽しめそうですが。

 

ロケットおまけ

数年前にホランド・パークの隣に、デザイン・ミュージアムが引っ越して来て、映画監督スタンリー・キューブリック展をやってたので、オペラの前にじっくり見学。2001年宇宙の旅はトーチャンが一番好きな映画ですから猿

シャイニングの二人の少女の場面は、ぞっとするので二度と観たくないかもガーン

 

キューブリック監督はアメリカ人ですが、イギリスに長年住んでて、実はトーチャンのニーチャンは彼の自宅にちょっとした仕事で訪問したことがあるというのが自慢で、トーチャンを羨ましがらせてます。 監督本人には会ってないのですが。


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