<21st Sept Sat>
9月16日、今回は一泊だけでいらっしゃったオランダのレイネさんと一緒に着物でお出掛けしました。
彼女のブルー・グレーに鳥と柿の季節にぴったりで素晴らしい手描きの訪問着が主役ですから、私は敢えて無地。
二人のバランスが取れるようにコーディネートを考えるのは楽しいし、小物はあれこれ相談しながら決めました。
早目にWigmore Hallに着いたので、地下のカフェでお喋り。レイネさんがユーロスターで平らにして大切に運んでらしたのは何でしょうね?
この日はカウンター・テノールのイエスティン君の40歳のお誕生日コンサート(→こちら)。
渋いウィグモア・ホールですから、バースデーケーキどころか、Happy Birthday to you と誰かが歌うわけでもなく、おまけに主役のイエスティン君の出番が少なくて(しかも前半はもうすぐROHで始まるアグリッピーナ・・)オケの水増しが多かったのは残念でしたが、この大切な記念のコンサートに3列目の真ん中という良い席に座れただけでもラッキーで、切符を手配して下さった方には感謝です。
特別イベントとしてイエスティン君にウィグモア・メダルがこの場で送られたことでしょう(ケント公欠席のため、ウィグモアの支配人から授与)。 知りませんでしたが、Wigmore Hallに貢献したアーチストに与えられるご褒美のようです。おめでとう、イエスティン君。
彼が最初に出演したのは2008年とのこと。それはおそらく聴いてないのですが、今では切符入手が困難な人気アーチスト。
アンコールのサプライズ伴奏は40歳の美人トランペット奏者、アリソン・バルサム Aison Balsom。
指揮者エドワード・ガードナー(今ROHのウェルテルに出演中)と離婚したのは知ってましたが、なんと2年前にケイト・ウィンスレットの元夫でアメリカン・ビューティーや007スカイフォール等の映画監督サム・メンデスと再婚してたのは知りませんでした。道理で彼がコンサートに来てたわけだ。
今夜はThe English Concertの生みの親であるトレヴァー・ピノックが指揮。
終了後はいつものように、舞台裏のグリーン・ルームでイエゥティン君に挨拶。
風呂敷を開けて出てきた大きなチョコレートに大喜びのイエスティン君 。レイネさんはいつも彼へのお土産ご持参で、チョコレートのことも多いのですが、今回はお住まいのマーストリヒトの有名チョコレート屋に特注なさったそうです。