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クリスティアーネ・カルクのドイツ歌曲リサイタル @Wigmore Hall

<2nd Feb Sun>

慌しかった1月、琴演奏の機会もあったし、着物も4回着たし、Wigmore Hallには6回も行っちゃいました。

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今夜は英アカデミー賞をTVで観ましょ。以前はROHだったけど、今はV&A。ウィリアム王子夫婦も到着。

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ウィグモア・ホールには「開演1時間前に百席以上が売れ残ってる場合は60歳以上にその日の一番安い値段(ほとんどが18ポンド)でどの席でも売ってあげます」、というありがたいシステムがあり、ちょくちょく利用してますが、1月に6回行ったうちの3回はそれ。29日のクリスティアーネ・カルク(→こちら)は特に真ん中セクションの最前列という席が18ポンドで買えて、それだけでお得な気分

 

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最前列は、出入りも楽だし、近くできれいなお花が見られるし、写真も鮮明。嗚呼、いつもここに座れたらどんなにいいか(高い方から二番目のこの席の割引なしの値段は、アーチストによりますが、超人気者以外は35ポンドとか40ポンドくらい)。

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安く聴けただけじゃなくてパフォーマンスも素晴らしかったので大満足だったのですが、「音楽通で知られるウィグモアのお客さんがなんでこんな凄いコンサートに来ないの? 彼女はここにちょいちょい出てる筈でしょ? 勿体無さ過ぎ」、と残念で溜まりません。売れ行きは悪くても彼女の実力を信じて呼んでくれたウィグモアはさすがですが。

 

そういう私もカルクを初めて2015年2月にROHの魔笛(→こちら)で聴いた時は全然良いと思わなかったのですが、2017年5月のバービカンのアリオダンテですっかり見直し(ブログ記事はなし)、今回来ることにしたのです。

 

そしたら、まあ、歌曲お手本のような素晴らしい歌唱  個性はないけど立派な声がよくコントロールされて、歌詞は追わないので意味はわからないけど豊かな表現力で、ドイツ人だから発音も当然完璧。

 

切符の売れ行きが悪かったのは地味なプログラムのせいかもしれませんが(ウィグモアは大抵そうだけど)、交友のあったシューマン夫妻とブラームスの組み合わせで、特にクララ・シューマンの歌曲はほとんど歌っているというカルクならではの思い入れがあるのでしょう、やっぱりクララの曲が一番よかったです。アンコールもクララ。

 

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因みに、先月行ったうち割引にならなかったのはキーンリーサイド(→こちら)、ジャルスキー(→こちら)、ショル(→こちら)でしたが、最初から今回のように「このコンサートには行くけど、きっと切符が激余りだそうから当日シニア割引で行こうっと」、と予想しておくわけです。こういうのが多いとお財布が傷まずに助かるのですが、最近発表された来シーズンのラインナップで絶対そのケースなのに旅行と重なって諦めざるを得ない歌のコンサートがあるのが悲しい・・(去年、フランクフルトでめっけたMartin Mitterrutzner、11月25日)。 


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