<12th Feb Wed>
会社を休んで、手作り味噌ワークショップへ。私の出身地である常滑(とこなめ)の甕(かめ)、可愛いでしょ。甕を作ってくださった窯元の熱血社長さんのトークもあり、故郷の「今」を知ることができたのも面白かったです。
ところで、今夜のROHのバレエ「オネーギン」にはなんとロベルト・ボッレが急遽代役だったそうですよ。最近まで切符持ってたのに、始末しちゃって残念。前からわかってたら駆けつけたのに・・。味噌持って。
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2月10日のバービカンのリーゼ・ダヴィットセンは、私にとっては今シーズンのハイライトで、ゲオルギューなんかよりもずっと楽しみにしてました(→こちら)。
身体も声も特大のノルウェー人ソプラノですが、2015年7月にROHで行われたドミンゴ先生主催のオペラリア(→こちら)の印象は強烈で、観客投票で優勝したし、その後ROHのリングサイクルの脇役でもちょい役で出演。
今回のリサイタルの切符はずっと大幅に残ってて、なんて勿体無いのと怒ってた私ですが、よかったー、直前にはかなり売れてました。去年のバイロイトでのタンホイザーの評判のおかげでしょうか。
アンコールは2曲で、ノルウェーの歌とRシュトラウスのモルゲン。
バービカンのリサイタルで、こんなサービスに富んだ演出は初めてでした。
床にたくさんライトが置かれ、後ろも青や赤に灯してカラフルにして雰囲気を盛り上げた上、なんとドレスのスカート部分に映像を投影。前半の白いドレスにはドラマチックに流れる雲(おそらく)、後半の黒いドレスにはお月様。
時折マイクで彼女自身が曲への思い入れ等も話してくれた上に字幕も出たので(プログラムに訳詩書いてあるのに)、理解しやすくて助かりました(私の席からは大柄な彼女が邪魔でしたが笑)。
一番思い入れのあったのはシューマンのメアリー・スチュワート(スコットランド女王)のようで、それに合わせてのクラシックな白いサテンのドレスだったのでしょう。
リーゼ嬢のスケールの大きい歌唱は繊細な歌曲よりも絶対にオペラ向きで、この声量ならどの大劇場でもオーケストラを突き抜けて響き渡ることでしょう。彼女から一番近い席の私、彼女が声をフルに張り上げる度に鼓膜がどうかなるかと思いましたよー。
彼女を初めて聴いた人は「なんという声だ」、と度肝を抜かれたようで、ヤンヤの喝采でした
来月は、ヨナス・カウフマンとROHでフィデリオに出てくれるので、楽しみです(→こちら)。