<10th Aug Fri>
また昨日から真夏のロンドン
今日はロイヤル・オペラ・ハウスにThe Olympic Journeyという展示を観に行きました。無料でもあり凄い人気で、入るのに30分以上も行列しましたが、過去の聖火トーチと金銀銅メダルはなかなかの見もので、その甲斐はありました。でも、「えーっと、いつもと全然違う~」と思う程大掛かりなセットを折角作ったんだから、もっと長くやってくれればいいのに(どうせずっとパフォーマンスは無いんだし)、オリンピック期間中だけってのは残念。だから私たちも家でずっとテレビ観ていたを諦めなくちゃならなったし。
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昨日(9日)、待ちに待ったオリンピック・スタジアムに行って来ました。
暑い中、陸上競技観戦後にオリンピック・パークを歩き回り、凄い人混みでぐったり疲れてしまったのですが、そのことは明日書くことにして、今日は観戦した競技についてだけ(写真はクリックで拡大)
競技は9時開始ですが、セキュリティ・チェックとかに時間が掛かるかもしれないので朝早く起きて家を6時45分に出ました。一つ前の駅で降りて15分歩いたら、えらくすんなり入れました。
外壁のストライプ、遠くからだとなかなか効果的ですが、近くによったら、なんだ、布か。良いアイデアだけど。
シンプルな作りで、お店は全て外にあるので、8万人収容の大スタジアムですが、席にはすぐ着けます。
私たちの席は一番安い席(20ポンド)で、後ろから8列目。これでは、肉眼では競技者の顔なんてもちろん見えないわ。
でも、開会式で感動だった聖火台も近いし、こんなカンカン照りの日は屋根が付いてて日陰にいられてありがたいわこと。(開会式ではフィールドの真ん中にあった聖火台を隅っこに移動する時に火を消したんだそうです。そんなのあり?)
この切符は、朝9時から午後4時までと、陸上の中では時間は他のどの日よりも長いのですが、午前中は決勝はない上に、きっとこの日は一番つまんない種目だったんでしょう。
だからこそ切符が買えたわけですから、この値段でスタジアムに入れただけでラッキーと充分感謝してますが、それにしても、残念なことが重なって、予定よりももっとつまんなくなってしまいました
盛り上がらなかった一番の理由は、イギリス人選手が出てない種目が多かったこと
女子高飛び予選は最初から誰もいエントリーできてないので仕方ないとしても(私たちからは遠くでやってたので、どうせよく見えなかったし)、デカスロン(十種競技)に出場した若いニイチャンは前日の3種目やっただけで怪我で降板してしまい、これでは興奮して声援する場面がないわ。スポーツはやっぱり誰かに勝って欲しいと願わなくては楽しみ半減ですもんね。
唯一イギリス選手が出たのが男子400メートルx4リレー予選で、観客はここぞとばかりに歓声を上げて盛り上がり、無事イギリス・チームは決勝進出を果たしましたが、予想もしなかったがっかりアクシデントがありました。
南アフリカのチームには、ブレードランナーとして有名なあの義足のオスカー・ピストリウス選手が第三走者として出場したんですが、彼の前の選手が転んでしまい、そこで南アチームはストップ スタートラインで待ってたのに結局出番がなく夢破れてとぼとぼと去っていく可哀相なブレードランナー・・・
で、その後、ケニアのチームが南アの邪魔をしたってことで失格。結局南アチームは今夜の決勝に出られることになり、やっぱりビリだったとは言え、ピストリウス選手の決勝進出の夢は叶ったわけで、彼にとっては幸いなアクシデントだったわけですが、彼が走るのを見るのが今日一番楽しみにしてた私はどうなる
日本チームはビリだったけど、世界の強豪と一緒に予選に出られるだけでも凄いですよね(写真はスタートを待つ第一走者の高瀬選手)。
そして、今夜の100メートルx4リレーの予選で頑張って、なんと決勝出場! 素晴らしい
バトン渡しでドジって失格したお馬鹿なイギリス・チームの分まで決勝で頑張って下さいね。
テレビで観るほうが選手の表情がよく見えていいのですが、生で観るよさは、テレビでは映らない舞台裏が見えることで、選手たちが結構大きな荷物を持って移動するのも意外だったし、選手の順番待ちの様子や係員とカメラマンの行動も面白かったです。
中でも一番楽しめたのが、フィールドで活躍するミニ版ミニ・カー(上の写真で2台映ってます)。この日は円盤投げの円盤を投げる位置まで運ぶのが役目でしたが、円盤を一つづつ乗せて走るけなげな姿が可愛かったです。あわや円盤にヒットされそうになって、リモートコントロールで咄嗟に逃げる場面もあったし
イギリス選手が出ないのであれば、十種競技のに右代啓祐選手を応援することにして、実は遠くで棒高跳びをしてる時は退屈でちょっと居眠りしちゃったんですが、ウシロさんの出るときだけはしっかり双眼鏡で見ました。
彼は棒高跳びが得意のようで、4メートル90センチ飛んでBチームの中では首位となり、大きな拍手をもらってました。
陸上十種競技に日本人選手が出るのは東京オリンピック以来だそうですが、結局20位だったものの、196センチと西洋人や黒人にも劣らないウシロさん、カッコ良いですね。
この日にやったのは100メートルハードルと円盤投げ、棒高跳びの3種目でしたが、一人で10種目もするわけで、ひとつひとつはそりゃ専門選手に比べると見劣りしますが、やっぱり凄い超人的スポーツだわあ。
1時間のランチブレークの後は棒高跳びだけだったので、観客がどんどん減って最後はかなり淋しい状態でしたが、私とトーチャンは最後までいて、終わったら4時15分過ぎ。日陰にいる限りはとても爽やかで気持ちの良い観戦でした。この後外に出たら大変なことになってましたが、それは又明日。
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