<12th Apr Mon>
今日からコロナ規制が少し軽くなってお店やジムが再オープンしたので、私は早速ケンジントンのプールへ。混んでるかと思ったけど、10時半に着いたらガラガラで、水泳とスパを心ゆくまで楽しめました。徐々に混んできたので、やっぱり朝から行くのが正解ってことでしょうが、平日にそれが出来る境遇になったのが凄く嬉しい。
帰りにバッキンガム宮殿に寄ってみました。花束はそこそこ置いてありましたが、夕刊の写真ではもっとたくさんになってました。半旗half-mastは土曜日のお葬式までです。
久し振りにHello!マガジンを買ってしまいました。フィリップ殿下の特集ですから。
昨日女王様を訪問したソフィ妃(三男エドワード王子夫人)がフィリップ殿下の最後の様子を語ってくれました。女王様が彼女に語ったのでしょうが、「とても安らかに、まるで誰かに手を取られるように召されたの」、と。悲しいけど心温まるシーンですね。73年間も結婚しててしかも仕事でもずっと一緒だったわけだし、なによりも二人揃ってこの年齢で頭がしゃんとしてたって、まさに奇跡の夫婦です
チャールズ皇太子がエジンバラ公のタイトルを引き継ぐことになったそうです。フィリップ殿下の希望でずっと前から四男のエドワード王子が引き継ぐことになっていたのにね(但し女王様の在位が終わってから)。そして、チャールズ王子が王位に着いたらエドワード王子に譲るんだそうです。なぜそんな事するのかわかりませんが、これからはフィリップ殿下をエジンバラ公と呼ぶのは止めます。
ウィリアム王子からの追悼にキャサリン妃撮影の曾孫との可愛い写真が添えられてました。結婚するまで家庭の温かさを知らなかった殿下故にファミリーを一番大切にしてたフィリップ殿下は嬉しそう。 尚、ジョージ王子はお葬式には参列しないらしいです。30人限定ですからね。
新聞で抜粋だけ見たハリーの追悼の方が面白いのですが、彼のサイトを訪問したくないので、全貌は不明。
ハリーは既に英国に到着して自己隔離中。お葬式参列もの場合は隔離日数が少なくて済む上に、国家にとって重要な場合は特例も可なんですって。P.S. ハリーの追悼全文が女王様のFBに投稿されたので、明日の記事でこのブログにも載せますね。
愛らしさではジョージ王子に負けてないギリシャの王子だったフィリップ君の人生は最初から壮絶で、1歳半で革命が起こってイギリスの戦艦に救助されて亡命(同じ親戚でもロシア皇帝一家は見捨てたのに、ギリシャ王族は助けてあげたんだ)。やがて父親は家族を見捨てて愛人と逃避行、母親は精神病院送り、4人の姉たちはナチス党員と結婚(だから結婚式に招待されなかった。ほとぼりが冷めたので戴冠式には参列)。エピソードやインタビューから、小さい時からなにが起こっても不幸と嘆かず不満も言わず淡々と前向きに生きていく精神力を養ったことがわかります。
フィリップ殿下とエリザベス女王は二人ともビクトリア女王の曾々孫で、子供時代は親戚をたらいまわしにされた後、伯父のマウントバッテン卿に引き取られて10代でイギリスに落ち着いたフィリップ王子の波乱万丈の人生はヨーロッパの歴史そのもの。英王室の婿さんになったのも偶然ではありません・・(続く)。