<8th Sep Wed>
今日は、去年から延期になってたバレエ・アソシエーションのディナーに着物で行きました。ムンタ君もゲストで来てて、一緒に写真も撮れましたわん
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近くで聴きたい私にとってはプロムスはあまり魅力ないのでほとんど行きませんが、今年は2回行くことになり、まず9月4日、トーチャンのためにパイプ・オルガンを聴きに行きました。プロムスではオルガンだけなんて滅多にやらないと思いますが、今年はきっと一流アーチストを集めるのが難しくて、こういうマイナーなのもやらないと数がこなせないのでしょうか。
11時半開演ですが、散歩がてらハイド・パークを徒歩10分で横切りましょう。アルバート・メモリアルとロイヤル・アルバート・ホールが重なって見えてきました。
たっぷり時間はあるので、少し遠回りして引き続き公園を散歩。
ヴィクトリア女王のご主人、ドイツから来て42歳で病死したアルバート公の金ぴか像をいつも拝みます。英王室の中で早死にしたのが惜しかった人ナンバーワン。長生きしてくれたらイギリスはもっと良い国になってただろうに・・。
今年はロイヤル・アルバート・ホールがオープンして150年
早く着き過ぎたので、席に着く前にあちこち探索。まだ行動規制があるようで、他の階には行ってはいけないみたいなので、席があるエリアとしては一番上のサークルだけですが。雰囲気の良いカフェがいくつかありました。
↑↓その中で、ここが広いし、窓の外にアルバート像がよく見えます。
廊下をぐるっと回り、これまでここでやった代表的なイベントのたくさんの写真を全て見ました。
空いてるのは廊下だけではなく会場全部のようで、「下の(もっと高い)席に座ってもいいですよ」とオファーされましたが、トーチャンが鍵盤がよく見える席に座りたいということで、それには買ってあった席がベスト。若い頃にパイプオルガン弾いてたトーチャンのためですから、今日は。
うわーっ、こんな空いてるアルバート・ホールは初めてだわ。特に有名アーチストが出てるわけではないにしろ、ここまでガラガラなのは滅多にないでしょうね。
アリーナの安い立見エリアが一番コスパがいいし、寝っ転がって聴くのも気分良いでしょうね。
演奏時間1時間だけだし、この席で20ポンドは結構高いけど、去年は中止になったけど今年は有名アーチストが少なくても実現できたのはよかったです。
コンサートの詳細は→こちらですが、数日前にオルガン奏者も演目も変更になりました。
曲目も変更になりましたが、これだけは外せなかったのがサン・サーンスでしょう。1871年の最初のシーズンで作曲家自身が演奏したのを再現するのが大切なわけですから。
急な代役のピーター・ホルダー氏は、ウエストミンスター寺院の副奏者だそうですが、最初の曲が思い切り下手くそだったので、「うへーっ、これを一時間も聴くのか・・」と暗澹たる気持ちになりましたが、他の曲はそう悪くはなく、名演奏とも思えませんでしたが、結局まあまあの出来でした。
今日の目的は巨大なオルガンを聴くことで、近くに座る必要はなかったし、円形ホールのあらゆる方向から響き渡るド迫力の大音響には満足。
結局立見のアリーナにいたのはこれだけ。
明後日は対照的に静かなソロのピアノ・リサイタルに行きます(→こちら)。
今週末のラスト・ナイト(→こちら)、いつもはドンちゃん騒ぎですが、今年はどうなるのでしょうか?