<5th Oct Tue>
今週は月曜から日曜までほぼ毎日コンサート通い。日中ヒマだからいいんですけどね、と言える余裕のリタイア生活にあらためて感謝。
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10月2日、ROHで午後のイェヌーファを観た後、大雨の中をテムズ川を渡って徒歩15分サウスバンクまで歩いて行きました。
オラフソンは、37歳のアイスランド人で、ジュリアード音楽院卒。
8月15日のプロムスをテレビで観て素晴らしかったので切符を行くことにしたわけで、切符ゲットで出遅れてQueen Elizabeth Hallの真ん中より少し遠い席でしたが、意外にピアニッシモまでよく聞こえて、「必死でかぶりつきを狙わなくてもいいのかも・・」と思いました。
プログラムは1780年代のモーツァルト他の作品で、キャンセルになりましたが、東京で同じ演目のコンサートも予定されてたのですね。
アンコールは4曲で、バッハのプレリュード、モーツァルトのアダージョ、ラモーのオペラ、ドビュッシーの亜麻色の髪の乙女。
最初にモーツァルトへの熱い想いを数分間喋ってくれました。前半は黒いジャケットを着て演奏し、アーチストと言うより銀行員風。
超絶技巧の曲はなかったですが、スタインウェイとヤマハの2台のピアノを使って、統一感の取れた演目ときりっとしながらも優しい音色の素晴らしい演奏でした。後ろの席だと他の人たちの様子がわかるのも興味深く、満席の聴衆が聞き惚れてる一体感も感じられて、こういうのも良いなと。
BBCラジオ3で生放映されてたので、録音を聴いてみましたが、生とはまた違う良さがあり、うっとりでした。
正確で端正な演奏のオラフソン、いつかバッハ三昧のコンサートを聴いてみたいものです。
おっさんぽく見える写真もありますが、実物はまっとうな好青年と言う風情です。
褒めちぎってらっしゃる方もいらっしゃいます。
イギリスの方はBBCテレビで8月15日のプロムス、ラジオでこの10月2日のコンサートで聴けます。
これからが楽しみな若いピアニストを見つけるのは嬉しいことですが、もう一人そういう人がいて、イェヌーファのリハーサルに来てたので、一緒に写真撮らせてもらいました。
眼鏡のロシア人、パヴェル・コレスニコフ君のプロムスは感激でした(→こちら)。
もう一人は、フィデリオ・カフェにパヴェル君目当てで行ったのに代わりに出てきてがっかりだったサムソン・ツォイ(→こちら)。