<5th Nov Fri>
ちょうど一年前の今日、2度目のロックダウンが始まったのでした。ムスメの誕生日の翌日だったのでよく覚えていますが、レストラン、ミュージアム、ジムとか閉まり、まだワクチンも始まってなくて、暗黒の日々でしたねえ。因みに昨日は新規感染34,029人、死者193人。
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11月2日、ROHで椿姫La Traviataを立見。
先月亡くなったバーナード・ハイティンク先生のBook of Condolenceがロビーにありました。ROHの音楽監督でしたもんね。
CREDITS
Music GIUSEPPE VERDI
Libretto FRANCESCO MARIA PIAVE
Director RICHARD EYRE
Designer BOB CROWLEY
Lighting designer JEAN KALMAN
Director of movement JANE GIBSON
CAST
Conducted by ANTONELLO MANACORDA
Violetta Valéry LISETTE OROPESA
Alfredo Germont LIPARIT AVETISYAN
Giorgio Germont CHRISTIAN GERHAHER
Annina RENATA SKARELYTE
Doctor Grenvil BLAISE MALABA
Flora Bervoix STEPHANIE WAKE-EDWARDS
Baron Douphol YURIY YURCHUK
Gastone de Letorière EGOR ZHURAVSKII
まだ外国から観に来る人が少ないせいか、ドル箱プロダクションなのに売れ行きが悪く、若い人向けとかにダンピングして席を埋めたようですが、そのお陰で盛り上がりました。慣れない人が多かったせいかもあるのでしょうが、ROHでは余程でないと起こらないスタンディング・オベーション
ヴィオレッタは米ソプラノのリセッテ・オロペサ。先月のマスタークラス(→こちら)のチャキチャキで明るいおねえさんとは打って変わった悲劇のヒロインぶり。美しくて可憐な容姿が役にぴったりだし、歌唱も文句なし。9月のリゴレット(→こちら)よりうんと良かったです。
終った直後のカーテン・コールはまだ結核で死んだばかりの悲しい表情ですが、何度も出てくるうちに表情が明るくなり、最後は嬉しそうな高笑い。
パパ・ジェルモンがクリスチャン・ゲルハーハーという豪華キャスト。渋いドイツ歌曲とは全く違う歌唱で、演技も大袈裟でしたが、おかげでいつもは退屈な父親場面も楽しめたし、ヴィオレッタとの熱い絡みがこの日のハイライトでした。
アルフレード役のリパリット君はリゴレットの伯爵役よりは良かったですが、可もなく不可もない歌と演技で(ルックスは良いとこなし)、影がうんと薄かったですねえ。
今回はテノールがしょぼいので一回しか行きませんが、来年4月のプリティ・イェンデとコステロ君組には何度も行きますとも