<18th Feb Fri>
ユーニスEuniceと名付けられた今日の嵐の我が家の被害は、強風で屋根瓦が何十枚か吹き飛んだのと、庭の畳一畳くらいの木の塀2枚が傾いたこと。どちらも心配してたことだったし、修理のきっかけになってよかったと思うことにしましょう。家の中にいると揺れは全く感じないし、伊勢湾台風を経験してる私には大したことないのですが、強風になると思い出すのは1987年の大嵐。出産予定日の2週間前だったので、「道に木が倒れてて病院に行けないし、どうか陣痛が来ませんように・・」、と真剣に願ったことでした。
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ロイヤルバレエには時々行く私、どうも美男子観賞が目的としか自分でも思えないのですが、ご存知ムンタ君(ヴァディム・ムンタギロフ)の他に実はもう一人大勢の中にいても姿を追ってしまうご贔屓いるのです。基準は顔でしょう。だって、鍛え抜かれた体は全晴らしいに決まってるし、踊りも皆さん上手だから、差がつくのは顔だけですもんね。
オーストラリア出身のカルヴィン・リチャードソンCalvin Richardsonは、ローザンヌのコンペのご褒美にロイヤル・バレエのupperスクールに入学し、2014年にロイヤルバレエ入団、去年プリンシパルに次ぐfirst soloistに昇格。ってことは、二十代半ばか後半でしょうか?
コンテンポラリー・ダンスが得意なカルヴィン君が今回初めてクラシックな全幕ものの主役に1回だけ抜擢されたので(もう一回学校向けの公演はありますが)、最近テオドーラで大活躍したカウンターテナーのJJオルリンスキーのWigmore Hallのリサイタルと重なってしまったけど、迷わずこちらを選んで長い間楽しみにしてました。
安定のムンタ君とは違う緊張感も面白かったし、一生懸命演技もして期待を裏切らないフレッシュで魅力的なロミオでした。特に最初の幕は前髪を斜めに降ろしてて、それはもう素敵なロマンチックなヒーロー。それでは踊りにくいからか次の幕から前髪を上げて、映画ホーム・アローンのマコーレー・カルキンに見えてしまったのは残念でしたが・・。似てるでしょ?
彼以外全く観てなかったのですが、一応他のダンサーもリストアップしておきます。ジュリエット役のマヤラ・マグリはプリンシプルだけど容姿も踊りも魅力感じなかったけど。