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Channel: 着物でオペラ in ロンドン
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ユジャワンのラフマニノフとチェコ・フィルのスメタナ @Barbican

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<20th Mar Sun>

ここ数日珍しく青空が続くロンドンで、あちこちで黄色いラッパ水仙を沢山見ました。桜や木蓮も咲いて春爛漫。コロナも収まって普通の生活に戻ったし、これでヨーロッパで戦争さえしてなければ、心が明るくなれるのに・・。

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3月15日は、前日に続きバービカン。

ユジャ・ワンが目的で切符買った人が多かったと思うのですが(完売)、このご時勢、感動的な後半が盛り上がりました。

 

 

最前列を買った筈なのに、後からもう一列売り出したようで、私たちは結局2列目むかっ

 

 

ユジャはいつもの通り期待通りに上手で、深いスリットの入った朱色のロングドレスとピンヒールでキュートでしたラブラブ 写真をたくさん撮ったので、見て下さいね。

 

  

 

 

  

 

 

後半は、69歳の指揮者セミヨン・ビシュコフ(ロシア出身で1980年代にアメリかに亡命)の苦悩に満ちた表情の「ウクライナに捧げます。この曲を選んだのは随分前ですが、この状況下でこれほどぴったりな曲はないでしょう」というスピーチで始まり、まずウクライナ国歌演奏。

 

わが祖国 Má vlastはスメタナが1874年から1879年にかけて作曲した6つの連作交響詩で、第2曲目が有名なモルダウ(→日本語Wiki→こちら)。 チェコ国民音楽として記念碑的な作品で、通しで生で聴いたのは始めてでしたが、この祖国愛に満ちたスラブ系音楽を、ロシアの侵攻という不幸な出来事を共有するチェコのオーケストラで聴くほどぐっと来るシチュエーションはないわけで、75分の演奏もあっと言う間ドキドキ

内容についてよく知りませんでしたが、東欧の山や川や歴史を想像させる叙情的で時には力強い音楽に涙した人(私も)も多かったでしょう。彼らの十八番でしょうから、もちろん素晴らしい演奏でした。

最後はもちろん感動的な長いスタンディング・オベーションとなり、思い出に残るコンサートになりました。

 

 

私たちがホールを去る時もまだスタンディング・オベーションは続いてました。


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