<6th Nov Sun>
今夜は辻井伸行さんのリサイタルでしたが、期待通りの素晴らしさで、お月様も綺麗でした(これ、コンサートに関係あり)。
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11月4日はトーチャンとウィグモア・ホールで仏ソプラノのリサイタルへ。
サビーヌ・ドゥヴィエルは1985年生まれで、ナタリー・ドゥセ(1965年生まれ)のフランスでの後継者とも言うべき細く澄んだ可憐な声と完璧なコロラトゥーラ・ソプラノで、私の好きなタイプの声。ROHの魔笛の夜の女王は素晴らしかったです。で、去年はその彼女の持ち味を生かしたリサイタルが素晴らしかったのですが↓、(ピアノ伴奏はアレクサンドル・タロー)
今回はドイツ語ばかりの演目で、前回とはかなり違うコンサートになりました。
前半は太く聞こえるように必死に声を張り上げて歌ってたような気がして、うーん、なんで自分の良さを出せない曲を主に歌うのだろう、と。モーツァルトは悪くなかったですけど。
後半もドイツ語ばかりでしたが、うんと優しく軽くなり、やっと彼女らしさがかなり出てきて、聴く方も肩の力が抜けて楽しめました。
アンコールはモーツァルトのフランス語の歌も良かったですが、最後は、彼女自身が「やっぱりこれでしょ」と言ったRシュトラウスのモルゲンでしっとり優しく終り、全体の印象も随分変わりました。やっぱり美声
仲間うちではサビーヌちゃんと呼んでますが、なんか老けた感じがして、相応しい呼び方ではなくなっちゃったかな。