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Channel: 着物でオペラ in ロンドン
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ルクレティアの陵辱 by Britten @リンバリー劇場(ROH)

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<22nd Nov Tue>

真冬の寒さになったロンドン。あちこちで早くもクリスマス飾りが始まってますが、今日のコベントガーデンはこれ。クリックで拡大します。

  

 

  

  ROH

  

                                           ドルチェ&ガバーナのお店

  

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11月19日はROHで午後のオペラと夜のバレエで2回立見しました。地下のリンバリー劇場の座席は不慣れなので立見とは知らずに買った切符でしたが。

ブリテンのオペラ第2作で、オーケストラ13人による初の室内オペラ。エトルリア王国に支配されてた古代ローマ時代でエトルリア王子にが貞淑なローマ人妻のレイプし彼女は自害。有名な話で絵画やシェイクスピアの戯曲にもなってます。

ティツィアーノ 1571年

サークルの立見は15ポンドで全体がよく見えて良い席なので、また来よう。

セットはこれだけ。もちろん古代ローマではなく、現代に読み替え。こないだのアイーダの軍服を借りたきたのかしら、これも又ウクライナ戦争を思い起させる設定で、いつどこででも起こりえる事件だし、リアルなレイプシーンと自殺シーンで緊張ある演出。オケも歌手も上手で、5ツ星と4ツ星のレビューだったのも納得。

 

 

歌手はBritten Pears Young Artist或いはJette Parker Artist(ROH)の若い人ばかり。

 

カジュアルな服装の二人は語り手で、初演ではブリテンのパートナーであったテノールのピーター・ピアース。

  

悪役のエトルリア王子のバリトンが一番上手で魅力的でした恋の矢。長身でハンサムなJolyon Loyは今はBritten Young Artistで、去年までグラインドボーンのNew Generation Artistだったそうです。おそらくイギリス人。


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