<11th Dec Sun>
夕方から降り始めた雪が積もってます。
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12月6日はWigmore Hallに英国人テナーのイアン・ボストリッジを聴きに行きました。
えっ、蚊トンボ博士がイタリア語の古曲を歌うとな? 歌い方を根本的に変えなきゃ合わないと思うけど、そのままだったらそれはそれで面白そうだ。
彼が話してくれたところによると、コロナでヒマだったのでイタリアでこの古典小オケと過ごして新境地を開拓したと。
でも、歌い方までは変えなかったようで、いつもの情熱的で強弱があって頭も体もおおいに動かすいつものスタイルそのまま。なかなか聴けないこのユニークな古曲歌唱は面白くてわくわくしました。でも、私は彼のファンだからなんでも嬉しいけど、評価は分かれるかも。
アンコールもイタリア語ばかりで二曲、百年前のカンツォーネとヘンデルのセルセから有名な Ombra mai fù。全然合わないけど、妙な魅力がありました。
57才ですから当然シワが増えましたが、原型は保ってて、私の目には永遠に青年っぽくて素敵。
最前列で足元から見上げてる私からは博士の顔がやけに遠い。
ナポリがベースのこのCappella Neapolitanaという古楽アンサンブルにはマスダ・ヤヨイさんという日本人女性のヴァイオリン奏者がいらっしゃいます。
蚊トンボ博士はイタリア物を歌うのを楽しんでいるようで、来年2月1日にサウスバンクでヘンデルばかりやってくれます。勿論行きますとも(→こちら)↓