<19th May Fri>
世の中色々ある中で、ハリー王子糞夫婦はニューヨークでパパラッチに追い掛けられた話しを大盛りにし過ぎて笑いものに。いくら目立ちたいからって、やり方が馬鹿過ぎる・・。
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5月17日、アルバン・ベルクのヴォツェックの新プロダクションのリハーサルに行きました。
upperslipで僅か3ポンドってメチャお得。
デボラ・ウォーナーの演出は好きで、今回も光る床が効果的に使われて、上から見ると一段と映えます。トイレとか出てきて美しいだけではないですが、素晴らしいプロダクション。
20世紀の傑作オペラと言われてますが、嫉妬で内縁の妻を殺して自分も死んでしまうという思い切り暗い内容。新国でやった時のストーリーをコピペさせて頂きます↓
【第1幕】理髪師から兵士になった実直なヴォツェックは、内縁の妻マリーとの間に一人息子がいるが、貧しい生活を強いられていた。彼は上官の大尉の髭を剃ったり、誇大妄想気味の医者の人体実験のアルバイトで小銭稼ぎをしている。そのためヴォツェックの精神状態は不安定で、不気味な幻覚を見ては妄想に苛まれていた。妻のマリーはヴォツェックとの暮らしに疲れ、猛々しい肉体の持ち主である鼓手長に惹かれ、やがて不倫関係に陥る。
【第2幕】ヴォツェックはある日、耳飾りを手に女性らしく華やいでいるマリーを見て不審を抱く。それは鼓手長からの贈り物だった。やがてヴォツェックの猜疑心は高まり、妻を詰問するがしらを切られ、その場は収まる。やがて居酒屋で鼓手長がマリーと嬉しそうに踊っている現場を押さえたヴォツェック。しかし力では敵わず、袋だたきにされ、痛めつけられる。
【第3幕】信心深いマリーは自分の罪を悔いて神に祈る。しかしながら赤い月が昇る沼のほとりで、錯乱気味のヴォツェックに刺し殺されてしまう。凶器のナイフを捨てて逃げたヴォツェックは、苦しみを紛らわそうと居酒屋で享楽に耽るが、シャツの血痕を見つけられ外に飛び出す。再び沼のほとり。ヴォツェックは証拠のナイフを沼の奥深くに投げ入れようとして溺れ死ぬ。翌朝、マリーの死骸が見つかる。遊んでいた子供達が、マリーの息子に「君のお母さん、死んだよ」と告げて沼へ向かうが、意味が呑み込めない息子は一人遊びに興じている。
新プロダクションはなるべく初日に行くことにしてて、今日の立見席も持っていたものの、続けて二度聴きたい音楽ではないし、1時間40分立ってるのもしんどそうなので、結局行きませんでしたが、ゲルハーハーとカンペ他、皆さん上手だし、パッパーノ大将指揮のオケも素晴らしかったので、5ツ星レビューもきっと出る筈。
3月半ばから一ケ月の日本滞在記をアップデート中。