<7th July Fri>
今日は快晴で30度近くまでいって又暑くなりました。今年初めてテレビでじっくりウィンブルドン・テニスを観賞。綿貫陽介選手の試合を特に熱心に観たのは対戦相手のズベレフが見たかったからですけどね。
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ドンカルロの初日(6月30日)と7月3日にまず行きました。写真は二回分混じってます。
珍しくまともな設定で特に衣装が素敵なプロダクションです。
Music Giuseppe Verdi/Libretto Joseph Méry and Camille du Locle after Friedrich von Schiller/Director Nicholas Hytner/
Designer Bob Crowley/Lighting Designer Mark Henderson/Movement Scarlett Mackmin/Fight Director Terry King
Conducted by Bertrand de Billy
Don Carlos Brian Jagde
Elizabeth of Valois Lise Davidsen
Rodrigo, Marquis of Posa Luca MichelettiKing Philip II John Relyea
Princess Eboli Yulia Matochkina
Tebaldo Ella Taylor
Count of Lerma Michael Gibson
Carlos V Alexander Köpeczi
Grand Inquisitor Taras Shtonda
Flemish Deputies Josef Jeongmeen Ahn, Dan D'Souza, Matthew Durkan, Felix Kemp, Jihoon Kim, Simon Wallfisch
Voice from Heaven Sarah Dufresne
エリザベッタ役のノルウェー人ソプラノのリーゼ・ダヴィッドセンが凄い声量でぶっちぎりに目立つだろうと思ったのですが、なんと他の人たちも頑張って、迫力のある素晴らしいパフォーマンスになりました。5ツ星レビューが並んだのも当然。
リーゼ嬢は3年前にカウフマンと共演したフィデリオ(→こちら)で声は良かったけどひどい大根役者だったのが今回しっかり演技もできるようになっていて、こうなったら彼女は最強でやはり彼女が一番際立ってました。
男性は3人共ずば抜けた長身の彼女と並んでもそれほど劣らないのもよかったし皆さん上手。テノールのブライアン・ジャッジは特に好みの声ではないけど立派な声量で、ここではマダム・バタフライとカルメンに出て上手なのは知ってましたが、更に上達。ロドリーゴのルカ・ミケレッティはドン・ジョヴァンニでは知性が滲み出過ぎて女たらしのキャラに合わないと思いましたが、今回はこの役にぴったり。フィリッペ王もエボリ(こないだドンカルロで一回だけアズチェーナの代役もやってくれた)も良くて、なかなかこれだけ揃った凄いパフォーマンスはここでは滅多に聴けません。又行きます! 行かなくちゃ!
↓このプロダクションの過去記事はこちら。タイトルをクリックすると記事に飛びますが、なんと言ってもヨナス・カウフマンのドンカルロが一番印象に残ってます。
ドン・カルロ (すじがき)2008年6/7月 Rヴィリャゾン、Sキーンリーサイド、Fフルラネット、Sガナッシ
ドン・カルロ 2008年6月 Rヴィリャゾン、Sキーンリーサイド、Fフルラネット、Mポプラフスカヤ
ドン・カルロ 2008年6月 Rヴィリャゾン、Sキーンリーサイド、Fフルラネット、Mポプラフスカヤ
ドン・カルロ 2008年6月 Rヴィリャゾン、Dティリアコス、Fフルラネット、Mポプラフスカヤ
ドン・カルロ 2008年7月 Rヴィリャゾン、Sキーンリーサイド、Fフルラネット、Mポプラフスカヤ
ドン・カルロ 2009年9月 Jカウフマン、Sキーンリーサイド、Fフルラネット、Mポプラフスカヤ、Jトムリンソンドンカルロ 2013年5月 Jカウフマン、Aハルテロス/Lハルトウニアン、Mクヴィエチェン、Fフルラネット
ドン・カルロ(リハーサル) 2017年5月 Bハイメル、Kルイス、Eセメンチュク、Iアブドラザコフ
↓以下はスマホの写真。やっぱりデジカメの方がよさそうですね。