<21st Nov Wed>
家に夜いるのは一週間ぶり。コンサート、オペラ、旅行、着物・・とネタが山積みだけど、なにから手を付ければいいのやら? 何百枚も撮った写真の中から選ぶのだけでも一仕事。ま、やっぱり手っ取り早くできる着物記事でしょうか。今月は結構着物お出掛けしてるんで、一気に3回分載せちゃいましょう。
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11月13日の愛の妙薬の初日は、オペラ仲間のPrimroseさんのROH着物デビューでした
「絶対お似合いだから、是非ご一緒に!」、と言い続けて数年間、やっと8月のマナーハウスでそれが実現したわけですが(→こちら )、成人式以来の着物体験は心配したほど苦しくもなく、美しいPrimroseさんは当然皆さんの賞賛の的。それでは次はオペラハウスに繰り出しましょうということであれば、アラーニャ主演オペラの初日は絶好の機会。
ピンクがお好きなPrimroseさんには優しい感じがお似合いと思い、はんなりとした古典的な小紋と紫の半幅帯をお召しになって頂きましたが、どんぴしゃではないでしょうか? と我ながらニンマリ
付き添いのねえや役の私ですが、そんなに地味にはせず、ピーチの色無地で二人してピンクっぽく華やかにしてみました。運ぶのも結ぶのも簡単なので、二人とも半幅帯。
私の会社で着替え、地下鉄で早めにオペラハウスに向かい、早く来てねと頼んでおいたトーチャン・カメラマンがまだ空いてるうちにあちこちで写真撮ってくれました(ついでに稀なトーチャンとのツーショットも)。
そして、いつも粋であでやかな着付けのA先生がご到着
私たちのコーディネートは前以て連絡してあったので、違う色目の着物を考えてらっしゃったそうですが、なぜか直前に「これが着たい!」、と気が変わったのは私とそっくりな、でも一段と鮮やかなオレンジ色の無地。
ま、こうして3人でピンクオレンジ系で揃えるのも華やかだし迫力も増してなかなかいいかもしれませんね
私とPrimroseさんは終演後に近くのイタリアンレストランでディナー。
このお店はアラーニャのいきつけで、以前彼をここで待ち伏せしたこともあり(→こちら
)、もしかしたら今日も来るかもという千分の一くらいの低い期待度でした(初日だからきっとオペラハウスで仲間ドリンクしてるでしょうから)。
案の定、アラーニャは私たちがいる間には来ませんでしたが、お馴染みのレストランのオーナーやシェフがPrimroseさんのはじめての着物姿に狂喜してくれたので(私のは見飽きてるでしょうけど)、行った甲斐があったというものです。
というわけで、Primroseさんの着物デビューは大成功。又やりましょうね
お次は11月15日のバービカン。
チェチリア・バルトリのコンサートで着物は私一人でしたが、今日の主役は菊柄の名古屋帯。
ずっと椿だと思っていたこの赤い派手な帯は娘時代(40年前!)のもので、よく見たら葉っぱの形とかから菊に違いないとわかってからは、なるべく秋に使うようにしてるんですが、秋の終わりになんとか間に合ったかしら?
今まで色んな着物に合わせましたが、今日はグレー掛かった水色の無地でどうだ?!
水色と赤(おまけに黄も)という洋服ではあり得ない組み合わせが着物ならではでしょ?(私は洋服感覚のコーディネートにはあまり魅力を感じません)
11月18日にもミュンヘンで着物でオペラハウスに行ったのですが、それは旅行記としてアップすることにして、
3つ目は、昨夜のバービカン。
エフゲニー・キーシンのピアノリサイタルでしたが、私は濃いグレー地に葡萄柄の小紋。着物が地味なので、帯は鮮やかな緑の博多献上帯で。
逆にA先生は白地に小さい花柄の華やかな大島紬に落ち着いた深い色合いの小花の帯。
そう、地味なバービカンではやはりどちらか地味にしないと更に浮いちゃうんですよね~。
これで今年の着物お出掛けは38回(まとめは→こちら )。
ペースは遅いですが、今月は頑張ってるでしょ。