<17th Nov Fri>
英国版ネトフリでザ・クラウンの新シリーズがスタートし、早速観始めました。私はこれ観るためにネトフリ始めたところ、なんと韓国ドラマにハマって私の人生は思わぬ方向にずれたわけです。
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プリティ・イェンデの不調とモンゴル人リゴレットの声はいいけど芝居が超下手なせいで第一チームは盛り上がりに欠けましたが、こちらのチームは全ての面でぶっちぎりの勝ち。主役三人が役柄とルックスがぴったりだったし、歌唱のレベルもうんと上。
Sir サイモン・キーンリーサイドは、9年前にこの役をやった時は(→こちら)軽過ぎたという印象でしたが、64歳の今(相変わらず若々しいですが)深い声と立派な声量で立派なリゴレットだったし、今更リゴレットで感動するとは思ってなかったのに悲劇として引き込まれたのは彼の優れた演技力。
ROH初登場だと思うアメリカ人のエリン・モーリーは、私は2016年3月にバービカンでヘンデルのオルランド(→こちら)と去年のグラインドボーンのドン・パスクァーレ(→こちら)で観て、軽やかなコロラチューラと抜群のコメディ演技で好きなソプラノですが、小柄でほっそり可憐な悲劇的なジルダ役も期待通りとても上手。
公爵役のピルグは世界的テノールですから、凄い声量と安定した歌唱で貫禄充分。2014年にサイモンと共演したリゴレットでは不調だったので、今回実力発揮してくれて聞惚れました。
指揮者は、ちょっと前までここでコーラスマスターだったお馴染みの人です。
もちろん又行きます!
おまけ写真は、Primroseさんが撮ったヘンデルのイェフタ初日にROHのバーで見かけたSir サイモンと元バレリーナの奥様(ゼナイダ・ヤノウスキー)。ROHで結ばれた異色カップル、写真ではわかりませんが、彼女の方が明らかに背が高いです。