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Channel: 着物でオペラ in ロンドン
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白鳥の湖

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<25th Nov Sun>

バルトリ、キーシン、ミュンヘン旅行、ローエングリンと書くことが溜まりに溜まっているというのに、なぜか昨夜観た白鳥の湖のことを書く私。バレエは疎いので観にいっても書かないことが多いし、これも今日やらないと記録に残せず終いになるし、色々な思いがよぎった公演だったんです

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London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)

ドル箱のSwan Lake、ROHでの公演回数を見たら、なんとこれが984回目。バレエは演目が少ないとは言っても、オペラは全く敵わない凄い数だし、いつものように今回も全パフォーマンス売り切れですアップ

London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)
(cast listはクリックで拡大してご覧下さい)


バレエにまで行きだしたら毎日ROHに通う羽目になるわけでショック!、そちらのアリ地獄には引きずり込まれないように水際で踏ん張ってるんですが、


でも折角だし、ROHの白鳥を見たことがないトーチャンにも見せてあげようと思って、一回分だけ買いました。いつかタマラ・ロッホでと思っていたところ彼女が退団してしまったので、アリーナ・コジョカル組にしました。(尚、タマラの代役はなんと結局ナタリア・オシポワだったので、タマラの日を買っておけばよかったと後悔したけど後の祭りむっ


  London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)



London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)
アリーナ・コジョカルのスワンは5年前に怪我でキャンセルされ、代役が私の嫌いなロベルト・マルケスになってしまい、ドタ足で観るに耐えないオデット姫で我慢したことがあるので(→こちら )、今回はどうかコジョカルが出てくれますようにと祈ってました。


その甲斐あってか、元気に踊ってくれたのですが、でも、最近のコジョカルは見る度に筋肉が立派になり、服着てればわからないけど、この衣装では隠すこともできず、もちろん胸もぺたんこだし、頬もこけて角張ってき顔にけばい化粧で、まるで男性叫び、男性パロディ版に出てきても違和感ないくらい。


他の皆さんの女性らしい体型の中で、ビジュアル的に主役が肌もきれいじゃなくて一番魅力ないというのも問題じゃないですか?オペラと違って、バレエはひたすら美しくあるべきなんですから。


マシュマロみたいに体中やわらかそうで、ふっくらほっぺの笑顔が可憐だった、あのアリーナちゃんはどこに行ってしまったのむっ

踊りはもちろん余裕で充分上手だったけど、でも、白鳥と黒鳥でもっと表情も体も動きも変化を付けて欲しかったような気もするし、ROHスワンでは数年前に観た吉田都さんの方が技術的には上だったかな。


もっとも、この日のコジョカルは、例の32回転も(数えてなかったけど)音楽よりも早く着地してなんだか短かったので、コンディションが完璧ではなかったのかもしれません。それでも、前回観たスワンの産休明けザナイダ・ヤノウスキーが最初から32回転などやろうともしなかったよりはうんとましでしたけど。


London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)
私生活でもコジョカルとは婚約中のヨハン・コボルグの王子様がまたビジュアル的にちょっと問題で・・・汗

カツラ被ってて遠目には若々しくみえるでしょうが、近くで見ると(私は舞台横の席からさらに双眼鏡使用)、化粧のせいかもしれないけど不気味なくらい目が異常に吊り上ってて不自然。


元々小柄で見掛けはぱっとしないコボルグだけど、実は私はかつての彼のシャープな回転やジャンプのファンだったんです。今でもまだ立派に踊れるとは言え(一回だけちょっとよろけたけど)、やっぱり切れ味は薄れたコボルグを見ながら、前日観たオペラ「愛の妙薬」のロベルト・アラーニャにも思いが馳せたことでした。トップだった二人に年齢ゆえ(でしょう)の蔭りがみえはじめたのを目撃するのは哀しさと感動とその他もろもろで複雑な気持ちロボット


脇役の中では、その他大勢のスワンの中では中心的存在の小林ひかるさんが光ってました。長年ウォッチしてますが、最近上手になったという専らのうわさ。優雅でしっとりとして素敵だし、ご主人でプリンシパルのフェデリコ・ボネリは男性ダンサーの中では今私が容貌も踊りも惹かれるダンサーなんです。いつか二人が主役のバレエを見たいです。(あ、でも、そんな日が来たら、バレエ地獄にはまってしまうわガーン


日本人ダンサーにどうしても目が行ってしまうわけですが、長身の平野亮一さんは酔っ払う役もやったし、違う意味で目立ってました。 他には蔵健太さんと金子ふみさんが出演。
London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)
尚、バレエの舞台は奥に広がってて、いつもの横から眺める席からは舞台の半分以下しか見えず、これでは観た事にならないでしょうが、私は(オペラも同様)張りぼてセットを観るために行くわけではないのし、やはりこの近い席が好き。ダンサーの表情はよく見えるし、どんな小さなトゥシューズの足音も聞えて時には呼吸の音すら感じることもでき、努力すれば人間ってこんな凄いことができるんだという感動を身近に感じるのが魅力キラキラ  これからもたまに行ってみましょうかね。


 


この日は珍しくオケが上手だったのも特筆すべきかしら。さすがROHのバレエ指揮者ではピカ一のバリー・ワーズワース。


メモ

さて、この後リアルタイムと思い出しい記事を交互に書いていく予定ですが、どれどれ来週はどんな予定かというと、ウィグモア・ホール2回(両方ともCTのイエスティン君ラブラブ!)と愛の妙薬の3回。風邪ひかずにあれこれ(仕事もしょぼん)頑張りましょう。



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