<26th Nov Mon>
大雨で洪水の被害がイギリスのあちこちで発生してます。ロンドンは今のところ大丈夫ですが、なんせ天災に弱いこの国のこと、どうなるかわかったこっちゃないですから、明日のウィグモア・ホールは着物の予定でしたが、やめとこ。カウンターテナーのイエスティン君を最前列でかぶりつくんですが、着物でなくても彼は気付いてくれる筈
お待たせしました。やっとミュンヘン旅行記のスタートです。写真を選ぶのが一番手間なんですが、週末に頑張ったので、どんどん行きま~す
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写真はクリックで拡大します
11月17日から19日までの2泊3日のミュンヘン旅行、まずはオペラ鑑賞と並んでこの旅のハイライトだった最初の日のことを書きましょう。
前の晩はスタンステッド空港のホテルに泊り、朝4時半起床、7時10分のイージージェット便で出発。飛行時間1時間半でミュンヘン空港に到着し、意外に入国検査で手間取った後(私は質問すらされずスムーズに入れたけど、引っ掛かってた人がいたので)、遠いのに空港まで車で迎えに来て下さったミュンヘン在住のブログ仲間のお二人と会えたのは現地時間の10時過ぎ(時差1時間)。
3年前にオペラ遠征でロンドンにいらした時に初めてお二人にお会いしたのですが、sarahoctavianさん(→こちら
)とはそれ以来、Zwinkerさん(→こちら
)は今年9月にイギリスでお会いしたばかり。ブログでお互いの近況はわかっているし、すぐに話が弾みます。
Zwinkerさんの運転で、ロンドンからご一緒した翻訳家の高月園子さん(ドレスデンとヴェローナにもご一緒しましたが、とても面白いエッセイ本も出版してらっしゃいます)と4人、ミュンヘンの横を通り過ぎ、スイス風コテッジをすっきりさせたような可愛い家ばかりのバイエルンの美しい田園風景の中、楽しくお喋りして、あっという間に2時間近くたち、保養地バート・テルツ近くのヴァルヒェン湖(Walchensee 800m 水深190m)に到着。
お二人の予想通り、平地は霧だったけど、ここまで来るとピッカピカの快晴で最高の遠足日和
まずロープウェイでヘルツォークシュタント(Herzogstand1731m)の中腹まで行き、そこから歩いて頂上まで軽く登山するというスケジュールなんですが、その前にまず腹ごしらえしましょう
お二人が選んで下さった4種類の郷土料理をシェアしてあれこれ少しづつ頂けたのもありがたいことで、白ソーセージ、ウィーン風カツレツ、ローストポーク、パスタのチーズ焼きでしたが、全て美味しかったです。名物の白ビールも冷たくてグー
この気楽な山登りはミュンヘンっ子に人気だそうで、こんなお天気の良い週末ですから当然混んでるんですが、山小屋風のレストランの野外テラス席に運よく座れました。優しい秋の太陽を浴びながら、山と湖を見下ろしながらランチできるなんて、ラッキ~、ヤッホ~
白ソーセージは湯に浸かったお風呂状態で登場 ちょっとカマボコみたいな歯ごたえでした
さあ、てっぺんまで登りましょう
暖かくて風もなく、これ以上は望めない快適なハイキング日和。でも、ビールだから大したことないとは言え、アルコールを飲んだ直後に標高1700m以上で山登りするのはややり良くなかったのか、登りはじめる前から異常なほど激しい胸の動悸がして、頂上までの30分、心臓バクバクでハアハア
レストランから見えてた十字架(教会の十字架ではないけど)
空気が澄んでいれば見渡せる北方50、60キロのミュンヘンは残念ながら見えませんでしたが、頂上からの360度のパノラマは素晴らしいの一言で、特に南方向の雪を頂くオーストリアのアルプスは山の無いイングランドに住む私には眩しいばかりの絶景
この深い湖は充分青くて美しいですが、春秋にはコバルトブルーでもっと綺麗なんですって。いいなあ、こんな所が近くにあって。
聞こえてくるのはドイツ語ばかりという地元の穴場ですから、地元の方に連れてきて頂かなくては来られませんよ、とても。
と思ってたら、なんとドイツには何度かいらしたことのある高月さんが
「あっ、私、ここに来たことあるわ!」、と。
登ったのはすぐ隣に見えてる山だったのですが、さすが旅の大ベテラン!
でも、いらしたのは随分前で季節も違うし、懐かしさで更に喜んで頂けたようです。
晩秋で日が短いので夕方は早く来て、黄昏の景色も風情あるでしょ。 あちこちに像のあるルードヴィック2世。ワーグナーがお世話になった色々問題ありの王様です。
ミュンヘン旧市街のホテルまで車で送って下さったのですが、6時過ぎにはもう真っ暗。
夕食のお店を探しながら歩いて、結局、ホテルの隣にあるバイエルン料理屋さんハクセンバウアーHaxenbauerへ。地元のお二人のお勧めレストランで、私たちのような観光客にはどんぴしゃ。
お昼に食べた白ソーセージとは全く違う普通のぷりぷりソーセージにしましょうか。たっぷりザワークラウトを添えて。
ミュンヘン旅行記、次はホテル編です。
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