<17th Mar Sun>
一週間ぶりにスイス・コテッジのソメイヨシノを見に行ったら、花吹雪という程ではないけど花びらが時折はらはら散って風情あったし、やっぱり青空だとピンクに見えて可愛い。
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マダムバタフライは聞き飽きたし、キャストによっては行かないこともあるのが一番多いオペラなんですが、今回は珍しく有名一流ソプラノが出るので楽しみにして、14日の初日に行きました。着物で行くと凄く褒めてもらえる演目ですから、蝶々の帯と着物で(→こちら)。
42歳のリトアニア人であるアスミク・グリゴリアンは2021年9月のイエヌーファ(→こちら)と2023年のルサルカ(→こちら)でROHに出てくれて、どちらも上手だと思ったものの声量がいまいちかもと思ったのでしたが、今回の蝶々さんは迫力ありました。過去で印象に残る蝶々さんと言えば、美しかった2015年のオポライス(→こちら)と日本的な身のこなしと真摯な演技が光った2022年の中村恵理さん(→こちら)ですが、グリゴリアンは声のパワーでベストの蝶々さんになりました。レビューが上々なのも彼女のおかげに違いないです。The Stage ★★★★★、The Guardian ★★★★、bachtrack ★★★★
女中のスズキ役のHongni Wuはちょっと前にここの若手アーチストだった中国人メゾソプラノで、当時から伸びのある声とすらっとした美人で私は好きでした。今回はルックスもぴったり。男性陣は名前を聞いたこともなく期待してませんでしたが、ピンカートンもシャープレスも普通に上手な上に美男子。テノールのJoshua Guerreroは40歳のメキシコ系アメリカ人だそうです。
マダムバタフライがこんなに聴き応えあるオペラなのだとあらためて思い知らされたパフォーマンス、予備にもう一回分買ってあるのですが、これは行かなくては。