<19th Mar Tue>
我が家の近くに黄色い水仙が道の両側に一キロずらっと咲き並ぶ所があり、今が満開なので、いつもは別々に散歩してるのですが(歩くスピードが違うから)今日はトーチャンと一緒に両側合計2キロのお散歩。
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3月16日、バタシー・パークのお花見とバタシー・パワー・ステーションに寄った後(→こちら)、夜はサウスバンクのQueen Elizabeth Hallのコンサートへ。
大好きなイギリス人テノールのアラン・クレイトンがシューベルトの冬の旅を歌ってくれるというので最前列ど真ん中の席を買ったのですが、その時は普通にピアノ伴奏で突っ立って歌うものだと思っていたのですが、全く違って、びっくり仰天の大騒ぎイベントでした。
舞台の上には色んな楽器や風の音を作る装備、後ろには映像をプロジェクトするのだろうと思われる白い布。
冬の旅は失恋した若者が冬の荒野をさまようという内容ですが、それをちょっとした劇にしたのでしょう、クレイトンは演技しながら舞台のあちこち動き回り、時には寝転がったり、客席(おそらく後ろまで)も巡り、メガホンで怒鳴りながら歌ったり、マイクとギターを使ってプレスリー風にしてみたり・・。折角かぶりつきなのだから目の前で彼の声を浴びるように感じたかっただけなのに、オケのメンバーまで位置を変えたり演技したり、一体なんなのこれ・・・? 挙句の果ては、観客の若い女性が終り近くに席を立ってわざわざ私たちの目の前を闊歩しながら横切って反対側のドアから出て行く演出(に違いない)まで。
最初は呆気にとられて怒りさえも感じたのですが、途中から次は何するんだろうと楽しみになり、クレイトンは立派な歌唱だったし、編曲もリハーサルも凄く手間が掛かったに違いないわけで、ご苦労様でした。
最近はピーター・グライムスが当たり役になって大活躍のクレイトン、相変わらずデブでむさ苦しい風貌なのが残念ですが、そう言えば、クレイトンは、一昨年12月に(ブログ記事にはしてませんが)バービカンでちょっとした演出付きで冬の旅やったこともあるし、もしかしたら彼が率先して冬の旅で遊んでる?
theartdesk ★★★★
白い布の前で最後は雪まみれ?になったクレイトン。
コンサート終了後の余韻に浸りながらエンバンクメント橋を渡るのが楽しみ。ロイヤル・フェスティバル・ホールやシャード、セントポール寺院。