<17th Sep Tue>
夕食は初めての日本食レストランに着物で。今年43回目の着物お出掛け。
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9月14日の土曜日は椿姫のマチネと夜公演のダブルヘッダー。
久し振りにROHにいらっしゃったイタリア在住の方をまずぐるっとご案内しました。
アンフィ席のほぼ一番後ろからの眺め。「ここの切符は持ってないけど、見学させて下さい」とスタッフにお願いするといつも快く入れてくれて、説明もしてくれます。
歌手は2チームあり、アイーダ・ガリフリーナが出る方をAチームとすると、こちらのBチームはヴィオレッタ役のソプラノHrachuhí Bassénzに全く魅力がないので、彼女が出るというだけで観たくなくなって見逃したオペラもいくつかあります。下手なくせにここで結構良い役でしょっちゅう出るのが不思議。
なので、このBチーム椿姫も迷った末に、彼女が歌う場面は最悪耳を塞ごうという覚悟で臨んだら、それほどひどくなくてほっとしました。とは言ってもスカスカの声で全く魅力はないですが、数年前の聴くに耐えなかった時から少しは上手くなったのかも。
最初の幕のアリアの最後に一オクターブ上げるかどうかが注目で、アイーダ嬢はそうしなかったので対抗心を燃やしたか、この人はトライしたら大失敗・・。
私が結局行ったのは結構好みのテノールのイスマエル・ジョルディが聴きたかったからですが、すらっと長身で格好良くてイケメンに見えたし、歌も上手で恋するアルフレードの雰囲気もよく出てました。お父さん役はサイモン・キーンリーサイドという豪華キャストで、力のこもったサイモンらしい演技と歌唱で立派なパパでした。
ということで、ヴィオレッタはAチームの圧勝ですが、男性二人はこちらの方が良かったです。
Music Giuseppe Verdi/Libretto after Alexandre Dumas fils’ play La Dame aux Camélias
Francesco Maria Piave/Conductor Alexander Joel/Director Richard Eyre/Designer Bob Crowley
/Lighting designer Jean Kalman
Violetta Valéry Hrachuhí Bassénz
Alfredo Germont Ismael Jordi
Giorgio Germont Simon Keenlyside
Doctor Grenvil Barnaby Rea
Annina Veena Akama-Makia
Flora Bervoix Jingwen Cai
Baron Douphol Grisha Martirosyan
Gastone de Letorières Ryan Vaughan Davies
Marquis D'Obigny Ossian Huskinson