<14th Jan Mon>
今年は還暦祝いで何かいいことが続くかも、とか冗談で書いてますが、そんにそうかもしれなくて、嬉しさから言ったら、3日前のカレヤからもらったシャンペンどころではないサプライズが今夜ありました
午前11時にウィグモア・ホールからメールが届き、幸いトーチャンが在宅だったので転送してくれたところ、なんと、今夜のローゼンブラット・シリーズでファビオ・アルミリアートがキャンセルして、その代役がアントニーノ・シラグーザ
キャ~~~~っ、ウッソ~~~~っ、と、私が狂喜したのは想像できるでしょ?
だって、シシリア人テノールのシラグーザは、日本にはしょっちゅう行くくせに、私が知る限り、イギリスではこのシリーズに以前出たことがあるだけで、私好みの声のテノールだから、ずっとロイヤルオペラハウスで待ってるのに、ず~っと待ちぼうけ・・・
それが、こんな急に、当日になって、思い掛けなく実現するってわかるなんて・・・。
実は今日はちょっと雪模様のロンドン。
アルミリアートだったら、もし雪がちょっとでも積もったりしたら、帰りの足が心配だから行くのよそうかとも思ってたなんですが、シラグーザが出るなら話は別で、なにかあっても絶対行くぞ~!、と、ちらつく小雪をうらめしげに眺めながら、大したことにはなりませんようにと祈った私。
その甲斐あって雪は無事やみ、余裕でコンサートに小躍りしながら向かいました
まず、損しながらも道楽でこのシリーズをやってる弁護士のローゼンブラット氏が舞台に登場し、嬉しくてたまらない様子で、急な助っ人のシラグーザに感謝。
昨日までウィーンにいたシラグーザは、(詳しくは忘れたけど)電車だか車でトリエステまで行き、そこで乗り換えてヴェニスからロンドンに今日飛んできてくれたんだそうです。そして、明日は東京へ(新国で「愛の妙薬」)
このシリーズは、ローゼンブラット氏が歌手たちと兄弟の契りでも交わすのか、こんな凄い人がこういう時に無理してまで助けに来てくれるって凄いです。
彼は日本でこそ有名だけど、イギリスではほとんど知られてなくて、「誰だろう、この代役は」、と思ってた人がほとんどだったと思いますが、結局は、当然ですが、「おお、上手じゃないか、彼」、とすごく盛り上がりました
今日はムスメが泊りで遊びに来てて余裕がないので、コンサートの詳細は明日書きますが、最前列ど真ん中の私は誰よりも一番近い席で、頬をつねりながら、うるうるドキドキ・・
ローゼンブラットさん、ありがとう
しかし、日本びいきのシラグーザのために、こんな時こそ着物で行きたかったな。目の前に席なんだし。でも、今日は到底無理だったから、諦めもつくわ。
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