<9th Mar Sat>
今夜のラ・ボエーム、私の注目は、圧倒的な声量と強靭でストレートな声が魅力の、今をときめくイタリア人テノールのヴィットリオ・グリゴーロに集中
期待&予想通り、弾けまくってくれました
しかし、いつものように顔も体も少しもじっとしていられないグリゴーロ、勇み足でしょうか、なんと第一幕で台詞を忘れたのか、つまづいた瞬間もありました アラーニャじゃあるまいし、年のせいで記憶力が悪化したわけではなく、やる気がほとばしったんでしょう。舞台に立つのは2ケ月ぶりだそうですから。
連写で写真をすごくたくさん撮ったのに、ブレてたのが多かったのは、彼がよく動くせいかも。クリックで拡大しますので、はじめて見るグリゴーロの無精ひげ顔を大きくしてご覧あそばせ。
写真を見て驚いた方もいらっしゃるでしょうが、なんと最後の幕はランニングシャツ姿だったんです。彼だけ季節外れってのも妙ですが、ま、リアリティなんてくそ食らえ、なのがオペラですから、全然構わないですよ~。美しいモノはどんどん露出して下さいね~
しかし、今までのロドルフォは皆ちゃんとシャツとベスト着てたのに、「おいらのカラダ見てくんな!」とグリゴーロ自身が提案したんでしょうかね? それならば、いっそのこと、ミミが死んだショックでやけくそになってランニングシャツ破り捨てて上半身裸になればよかったのに
で、程よく筋肉のついた引き締まった腕がセクシーなので、それまでは彼の顔ばかり見てたんだけど(他の男性は一切無視。こないだのチームと同じだしね)、それからはむき出しの腕ばかりに目が行ってしまい・・・
近くの席なのに双眼鏡で凝視するのが気恥ずかしかったですが、それでもしっかり見なくちゃと思ったのは、左の上腕の小さな刺青の形が何なのかここでレポートしなくちゃなりませんもんね?
← こんな感じの花の形だと思いますが、この写真で見えるかな?
グリゴーロが出るのは今日と12日の2回だけで、12日ももちろん行きますが、反対側なので刺青は見えません。
一応、他のキャストも書いておきましょう。グリゴーロだけ格が違うのは明らかでしたが。
Director | John Copley |
Designs | Julia Trevelyan Oman |
Lighting design | John Charlton |
Conductor | Alexander Joel |
Rodolfo |
Vittorio Grigolo |
Mimì | Hibla Gerzmava |
Musetta | Sonya Yoncheva |
Marcello | Gabriele Viviani |
Schaunard | Alessio Arduini |
Colline | Marco Vinco |
Benoît | Jeremy White |
Alcindoro | William Robert Allenby |
ミミ役のヒブラ・ゲルツマヴァは、なかなか良かったですが、43歳でこの役はビジュアル的に無理があるし、声もミミにはねっとり重い。ROHではこれまでにオネーギン、ドンジョバンニ、数年前のボエームで聴いたことがありますが、オネーギンのタチアナが抜群だったので、それで勝負した方がいいのでは?
因みに、今回ミミの予定だったけどときめく女心を優先してキャンセルしたバーバラ・フリットリは、今日の同じ時間にニューヨークでドンカルロやってましたね。ラジオ生放送で少し聴きましたが、やっぱり上手なので、グリゴーロとここで共演して欲しかったです
でも、フリットリだってうんと年上ですから、年恰好の合う若いミミちゃんがいたらいいのにね、と思っていたら、来シーズンのNYメトのHDビューイングはグリゴーロがこないだここでミミをやった20代のアニタ・ハリティッヒと共演するそうで、まさに理想のカップル。いつものように羨ましいメトの豪華顔ぶれだわ。
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