<29th Mar Fri>
折角のイースター4連休だというのに、珍しく体調を崩してダウン。仕事がモーレツに忙しかった昨日の午後に胃痛がはじまったので、「わっ、これが仕事のストレスというやつだろうか、一人前のサラリーマンみた~い」、と感心したのですが、どうもそうではなくて、食あたりのようです。休日出勤する予定だったけど、忙しすぎて申請できなかったので諦め、どうせ最寄の地下鉄も工事で閉鎖だし、仕方ないので家でおとなしくしてましょう。明日のヌッちゃんナブッコ初日には這ってでも行きますけどね。ぐったりしながらも、ベルリン記事は続けます。
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<3月16日(土)>
青空が気持ち良い土曜日、夕方6時からハイライトであるクラウス君のローエングリンがあるので、観光する時間はあまりありませんが、2箇所行ってみましょう。
まず、ポツダム広場近くの文化フォーラムKulturforumにはいくつか美術館などがあるのですが、その中の絵画館Gemaldegalerieに。
展示室は国別なのですが、その中でもアラビア数字(1、2、3)とローマ数字(Ⅰ、Ⅱ、Ⅲ)の部屋に分かれてて、歩く距離を最短にするために内側にあるローマ数字の部屋をまず見たら「おお~っ、すごい、名作ばっかり」、と感激したのですが、
外側のアラビア数字の部屋に駄作は集められているようですので、時間のない方は内側だけ回りましょう。
明るくて白い開放的な建物で13世紀から18世紀の名作が並ぶ中、
あ、黒い服を着た醜いデブ男がいますよ
などと言う失礼な冗談はさておいて、
私が気に入った絵のうち、フェルメール、カラヴァッショ、ボッティチェリの写真を貼っておきましょう。
ギャラリーのセルフサービスのカフェでランチはしつこくソーセージ(トーチャンはシュニッチェル)。ポテトサラダが美味しかった。
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次は絵画館から歩いてすぐのフィルハーモニーPhilharmonieへ。色も目立つけど、見る角度によって形が違うユニークな建物です。
ちょうど築50年のベルリン・フィルの本拠地で、もちろん生コンサートを聴ければ一番良いのですが、今回は行ける日に良いコンサートがなかったので見学だけ。シーズン中は毎日1時半から一時間半のガイドツアーがあり(3ユーロ)、私た参加したグループは12人のうち5人が日本人、3人がイギリス人で、ドイツ人はいなかったので、解説は英語のみ。
ロビーはとても広いので、ここで待ち合わせる時はしっかり指定しないと駄目ですが、この壁の写真を目印にするとわかりやすいかも。
一見、別にどうってことないオーケストラの写真に見えるのですが、団員さんたちをよーく見て下さいね。
そう、全て同じ人なんです。写真家自身がモデルとなって、合成に手間隙かけた作品ですから、クリックで拡大して下さいね。
横に長い写真ですが、サイズ一生懸命弾いてる弦楽演奏者と退屈しきってるお客さん(かな?)の対比が面白いので、待ち合わせ相手が遅刻しても退屈しません。
おお、これがテレビでよく見るフィルハーモニーの客席で、なるほど舞台を囲むような構造になってます。でも、歌手が出る時は後ろの席は嫌だわ。オケだけの時は指揮者の顔が見られていいですけどね。
「人がいる時は舞台の写真撮らないで下さいね」とガイドのお姉さんが言ってたけど、英語がわからないらしい日本人グループは遠慮なくバシャバシャ撮ってたので、私もこっそり。
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すぐ隣にあるよく似たデザインでちょっ小さい建物は小ホールで、できたのは少し後ですが、ロビーも客席もメインホールとそっくりで、統一感を重視したようです。
戦後の焼け野原が再開発されたポツダム広場周辺の中心はテント屋根のソニーセンター。映画博物館やお店などが入ってます。大きなキリンさんが目印のレゴランドも。
茶色のビルは、前日に展望台に上ったコルフトビル(その時の眺めは→こちら )
地下鉄拡張等でそこら中が工事現場のようなベルリン、水運搬パイプがあちこちで見られました。
屋内にいては勿体ないような青空でしたが、雪もしっかり残ってて寒いので、外に長い間はいられません。オペラの前にゆっくり食べてる時間はないので、駅のスタンドで買ったお寿司ややきそばをホテルでかっ込んで、さあ、いよいよクラウス詣です
そして、翌日は郊外のポツダムへと、ベルリン旅行はまだ続きます。
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