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Channel: 着物でオペラ in ロンドン
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パッパーノ、元旦にSirとなっての初仕事

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<2nd January Mon>

ムスメのいなくなった部屋を私が有効活用するため、モノの整理や移動をして充実した一日でした。モノを捨てられない困った性格なんですが、今日は割りと思い切って捨てました。今年のモットーは整理整頓とモノを増やさないこと。って毎年同じモットーなのは、いかに実行できてないかと言うことむっなんだけど、懲りずに今年も掲げよう。

というわけで、ブログ書きは捗らず、マイスタージンガーのまとめは書けませんでした。昨日は期待したのに結局失望させられてがっかりだったこともあるんですが、今日はせめて昨日のパッパーノの様子だけ。

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昨日の元旦はトーチャンと一緒に又ワーグナーのニュールンベルグのマイスタージンガーへ。彼は2度め、私は3度めですが、奮発して30ポンドの切符を買いましたとさ(嗚呼、貧乏人あせる)。


でも、計らずもちょっと特別な日になったので、それだけ払った価値はありました。大晦日に発表されてROH音楽監督のパッパーノが叙勲してサーの称号を与えられたことですが(女王様によるセレモニーは後日)、サー・アントニオ(と果たして回りは呼ぶのだろうか?)になっての初仕事ですから、予想通りオケピットに現れただけでヤンヤヤンヤの大歓声クラッカー 
London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)
いつもより丁寧に満面の笑みで愛想を振りまいて、「でかした、でかした、よかったね~」の拍手を浴びて後はほとんどの観客には小さな彼は見えないのですが、私は真横から観る位置だし、さすが3回目ともなると舞台を観るのも飽きるので、しっかり長い間眺めさせて頂きました。

短い指揮棒を右手に持ってはいるけれど体、体全体でオケを率いる姿は、いかにも楽しんでいるという喜びがこちらまで伝わってきます。指揮者によって同じオケとは思えないほど出来が違うROHオケですが、パッパーノの時は例外なく素晴らしいので、安心して聴けます。


顔の表情も豊かなんですが、それよりも口の動きが指揮をしてる間ずっと活発で、歌詞はあまり口にしないけど、パッパッパとかモグモグしたり時にはガーガーかなりうるさい人です。バービカンで彼の足元に座ったことがあるのですが、気が散って台無しでした。声を出す指揮者は結構いるんですが、それってシェフが丹精こめて作った料理に自らツバはきかけるようなものですよね?切実にやめて欲しいです。
London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)
でも、ROHのストールサークルからは充分距離があるので大丈夫だし、今日はBBCのラジオ生放送もあるのでいつもより静かにしようと努力してたみたいにも見え、その分体を動かしたのか、序曲だけで汗かいてました。


ラジオでお聴きになった人もいらっしゃるでしょうが、正味4時間半ずっとメリハリが利いた素晴らしい演奏で、その上エネルギッシュな指揮ぶりと幸せそうな大将の表情のおかげで視覚的にも楽しむことができて得をした気分になりました。

演奏が終わってまだオケピットにいる間もまた大歓声、そして舞台に現れたら床を踏み鳴らしてさらに大受け。当然ながら、一番拍手と歓声が大きかったのはパッパーノ大将でしたクラッカー 彼が認められたということはオペラというマイナーな音楽が認められたということですから、オペラハウスにいる人は皆ハッピーラブラブ音譜



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