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Channel: 着物でオペラ in ロンドン
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ネトレプコの代役は、がっかり、やっぱりこの人か・・

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<5th January Thus>

ここ2、3日、とくに北の方で強風吹き荒れてるイギリスですが、今日はロンドンもかなりビュービュー波

ROHで続行中の異例の椿姫マラソンでも腹立たしい展開となって、私の心にも風穴があきましたガックリ

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London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)
10月から1月にかけての計22回の椿姫マラソンがまた再開されてますが、目玉だったアンナ・ネトレプコが年末に足の手術のために1月17日と20日のトラヴィアータをキャンセルし、代役は誰だろうと発表を待ってましたが、やっぱり予想通りエルモネラ・ヤホでしたむっ


ヤホ嬢は2回だけ出る予定だったネトコの前後に5回出るので、彼女がやるのが一番イージーな解決策には違いないものの、1週間発表しなかったのは、あまり彼女ばかりというのもナンだからと思ったROHが一応他のソプラノも検討してくれたってことかもしれませんが、結果がこれじゃあだちかん(名古屋弁で駄目という意味)。

ヴィオレッタ歌えるソプラノなんてオペラ界では一番多いんだから、この際誰でもいいから、他の人を引っ張ってきて欲しかった。12月にとても素敵だったアイリーン・ペレスだったら、コステロ君と夫婦共演できたのに。


London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)
いえ、アルバニア人でちょいと年増の中ヤホ嬢は、こないだのプッチーニの3部作(→こちら )では真に迫る演技と歌唱で涙を誘い、たくさん歌手が出てる中で一番誉められたくらい素晴らしかったし、丁寧で真摯な態度はとても好感がもてるソプラノさんなので、悪口は言いたくないんですが、


ガックリだけど、あーあ、4年前のネトレプコ椿姫騒動をどうしても思い出してしまうのよねガーン あらためてその時の記事を読んだら、怒りと失望がよみがえってすっかり嫌な気分になってしまったわえっ

2008年1月(→こちら )は、4回分買ってキャンセルに備えたのに、ネトコは私が行けない日ばかり出て、かろうじて最終日一度だけネトコを聴けたんですが、その降板した3回の代役がヤホ嬢。相手役がカウフマンだったし結局3回とも行きました。


それだけならまだしも、2010年5月(→こちら )には最初から予定されて、それも2度観ました。パパ役があのホロ(ディミトリ・ホロストフスキー)だったのを我慢して2回観たのは、アルフレードのサミュエル・ピグル(彼もアルバニア人)が聴きたかったからなんですが、期待通り若いピルグ君は素晴らしくて、それだけでも行く価値ありでした。


というわけで、私は同じプロダクションでヤホ嬢のヴィオレッタをすでに5回も聴いてるわけよ。いくら真心がこもった演技的に素晴らしい椿姫でも、声自体に魅力があるわけでもないヤホ嬢を何度もまた聴くのかと思うとかなりうんざり。だって、ネトコの代役で2回でしょ、その後グリゴーロ君が出る時の2回もヤホ嬢だから、もし全部行くとすると、9日間で4回よ。


それだけでもうしようかな~と思うのに、その上パパ役は私がホロよりももっと嫌いなガヴァネッリおじさんだもんね。嫌だ、嫌だ、嫌だむっ


そんなに嫌なら行かなきゃいいのに、と思うでしょうが、ところがどっこい、アルフレード役のテノールは聴きたいのよ。シャモニーのリンダでとても良かったコステロ君(去年のグラインドボーンの愛の妙薬では振られたけど)と、今をときめくグリゴーロ君なんだから(マノンもファウストもすごく良かったドキドキ)。


しかし、足なんか悪くたって歌えるだろうから、車椅子に乗ってでも歌えよな、ネトコ! (ディドナードがセヴィリアの理髪師で使った車椅子がある筈だ。でも、太ネトコはお尻が入らないかも・・ブタ) 外国からわざわざ観に来るつもりだった人もたくさんいるだろうに、本当にお気の毒です


こうなったら、負担の大きいヴィオレッタをそんなに続けてやるのはしんどいからヤホ嬢が根を上げて降りてくれるように祈っちゃいましょう。まじめなヤホ嬢には申し訳ないけど。それよりも、ガヴァネッリおじさんが風邪でもひくようにワラ人形をまた活用しないと・・・。


ほんと、オペラってリスクがあって滅茶苦茶よね。いくら歌手は生モノだと納得してても失望させられることが多過ぎるから、私はオペラだけが目的の海外遠征は躊躇するのよ。


まあ、救いは切符代の安さで、全て舞台横の15ポンドの席なので何度行ってもフトコロは痛まず、テノール以外のところは耳栓してても元は充分取れることでしょう。

London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)
ひらめき電球ところで、ここから話が徐々に反れますが、


2010年7月にキャンセル女王ゲオルギューの代役椿姫でとても素敵だった若い美人のマリーナ・レベカ嬢(→こちら )が4月18日にカドガン・ホールでリサイタルを開きますよ。私はかぶりつき席を確保済みですが、まだたっぷり残ってるので是非どうぞ。


カドガン・ホールと言えば、3月24日にかのフジコ・へミングさんが出ます。なぜかオンラインではなく電話予約なので売れ行き状況は不明。怖いもの見たさで実はちょっと興味はあるんですけど、やっぱり邪道はいけませんよね。
London Opera-loving Kimono-girl (着物でオペラ in ロンドン)
違う意味の怖いもの見たさがカドガン・ホールでもう一つあり、それは4月20日のピーター・ヌーン

お若い方はご存知ないでしょうが、中学生の私が胸をときめかしたハーマンズ・ハーミッツという1960年代の英ポップ・グループの悪戯小僧みたいなリードボーカル。30年くらい経って同窓会に行くのと同じで、かつてカッコ良かったオトコの子がおっさんになった姿を見るのは勇気が要るでしょ・・・。



しかし、へミング嬢といい、ピーター坊といい、カドガン・ホールはお化け屋敷か・・・ねこへび ハカセタローさんもよく出没するし・・・

          

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