8月10日(土)
少し遅れてやってきた時差ボケに苦しみながら、関西でフル活動してる私
今日は大阪で、新歌舞伎座と淀川花火大会へ。
「新・水滸伝」は、「三代市川猿之助が創り上げた新趣向と臨場感あふれる壮大なスケールの大冒険活劇」という宣伝文句通りのアクション歌舞伎で、わかりやすくてサービス満点。オペラみたいなカーテンコールもありましたよ。
生演奏ではなくてテープだったのは残念だったけど(拍子木だけは生)、主役の市川右近さんはじめ役者さんたちは皆さん上手で、特に、清楚な市川笑也さん、凛々しい市川笑三郎さん、艶やかな市川春猿さんの三人の女形がとても魅力的でした
一人で行った淀川花火大会は天国と地獄。
6500円近くも払った指定席は前から2列目だったので完璧に見えて大満足し、風向きが幸いして煙も邪魔にならなかったし、川面に映る姿も美しく、特に、初めて花火が川に落ち入るのを見たのですが、火と水の交わる様子は珍しくて感激
有料は初めてでしたが、今まで行った花火大会の中ではベストな鑑賞環境で、規模も大きいし、是非また来ようと思ったのですが、その後がまずかった
芝生の土手だったのですが、ずーっと長い距離が閉鎖されてて、数万人が右往左往。「おんどりゃー、出口は一体どこやねんっ」、という怒号が飛び交う中、気絶する人、担架で運ばれる人・・。まるでスチームバス状態の蒸し暑さの中、歩いてちょっとの駅まで行くのに、1時間45分も掛りました。毎年やってるイベントなのに、信じられないお粗末な運営。ここまで来ると、笑っちゃうしかないけど、家族が一緒でなくてよかった。日本の恥だわ。(因みに、4年前に家族と来た時は琵琶湖花火大会に行きました)
というわけで、折角の素晴らしい花火大会が台無しでしたが、でも、ずっと後まで覚えているのは花火の美しさとドーンという体が震える臨場感だろうし、花火が大好きな私には今回の日本旅行のハイライトでもあり、やっぱり行けて良かったです。
家族が一緒ではできない関西らしい楽しみ方といえば、そりゃ寄席でしょう、ということで、明日行きます。