<25th Sept Wed>
いっそあの時すっぱり退職してればよかったかしらと思うこともある今日この頃、元気に働けるのはありがたいと思わなければいけないんでしょうか・・・。 でも、忙しくても着物を着るには良い季節ですから今月は頑張ってて、一昨日は9月で5回目の着物お出掛けでした。
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9月23日の月曜日、ドイツ人ソプラノ、アネッテ・ダッシュのリサイタルに行きました。
テンプルにあるミドル・テンプル・ホールは私が大好きなかつての晩餐会ホールで、エリザベス一世も時々いらしたとのこと。16世紀建造のホールと周辺については、一年前の記事をご覧下さい(→こちら )。
美しいでしょう? 特に天井が素晴らしいでしょう? 映画Shakespeare in Love(恋におちたシェイクスピア)のロケにも使われたそうです。
私の席は、上の写真の壁際のベンチなので、お尻が痛いのがナンですが、15ポンドだから文句は言えないです(一番高いふかふかそうな立派な椅子席は45ポンド)。
何度かコンサートに来てますが、一度着物で来たかったのよね~。
でも、大ホールは暗過ぎて、写真がうまく撮れないわ。
それなら、インターバルでドリンクする所に行ってみましょう。素敵なお部屋がいくつかあるの。
あ、すでにワイングラスが用意されてる。
なんとこれ、無料なんですよ。普段は法曹界の集会所だそうで、料金をチャージしてドリンクを提供する設備がないからなんでしょうけど、一番安い席は5ポンドだから、それでワイン飲み放題ってお得でしょ。コンサートは大したことなくても、素晴らしいホールの見学とワイン飲めるだけでもお勧めです((この日のコンサートは素晴らしかったのですが、それは又あらためて)。
主に二つの部屋でインターバルにドリンク頂くのですが、そこそこ明るし、コンサート開始前は誰もいなくて静かだから、写真撮っちゃおう。ここに着物で立ってみたかったわけですから、しつこく私の着物姿が出てくるのをお許しください。
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廊下にも由緒ありげなパネルがびっしり壁に掛けられています。目的はわかりませんが、古いものから新品まで色々。
歴史を感じさせる重厚なホールに相応しい古典的な着物にしようと選んだのはこの白地の小紋。
赤い線の花がびっしり邪魔しててわからないでしょうけど、よーく見ると、お屋敷と御所車も描かれているんですよ。
少しくすんだ赤い地色に控え目な金が施されたアンティークの名古屋帯の鏡裏文柄も宮廷風で、このホールにぴったりと思うのですが、いかがでしょうか?
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