こないだの土曜日、友人のT子さんがご主人の会社の大きな新年パーティで着物を着て下さるということで、私のを使って頂くことにして、いわば着物趣味の一環であるシンデレラの魔法使いのお婆さんになるべく、お宅にお邪魔して着付けをさせて頂きました。
T子さんの着物姿は2度目の登場で、去年夏にバレエにご一緒して以来ですが(→こちら )、
あら、この一式は、たしか自分で着たことありましたよね?
そうです、そうです、去年6月、ヒルトンホテルの東北震災義援パーティでお琴を弾いたときに使ったセットです(→こちら )。
山吹色地に青海波柄で少しぼかしに入った綸子の無地は色鮮やかで光沢もあるので夜に映える便利な着物で、どんな帯でも合うのですが、パーティの華になって頂くんですから、一番華やかな黒地に金と赤の花柄にしました。
ほっそり美人のT子さんはどんなシンプルなドレスでもパーティの華なんですが、こんな艶やかな着物姿だと着物の価値もぐーんと上がるばかりでなく、着物の素晴らしさがより引き立って嬉しい限りです。
写真で拝見するパーティ会場はモダンなオブジェもあって、想像とは違いましたが、着物はどんな場所でも不思議としっくりしますよね。
着付けをしてる途中で突然停電になり焦りましたが、人に着付けるのが苦手なため余裕をもって凄く早めに支度しようとしたのが幸いして、真っ暗になった時には(あれこれやり直した後)、ちょうどほぼ出来上がってので助かりました。
裾が広がり気味になってしまったのと、後ろも衿がはみ出てしまったのは反省してますが、自分で着るのは慣れてても人に着せるのは全て逆なのでとても難しいです。
パーティではたくさんの方に誉めて頂けたと喜ぶT子さん、それは当たり前ですが、こちらこそ着物をお召しになって下さってありがとうございました。又一緒に着物でどこかに行きましょうね。