<19th January Thus>
明日は又ROHのトラヴィアータに行くんですが、
17日、エルモネラ・ヤホは期待通り(というか、何度も観てるので当然と言うべきか)、目付き一つにも気を配る(というか、すっかりヴィオレッタになりきってる)細やかな演技が素晴らしく、やせこけた容貌もあって肺病で死ぬ場面なんてあまりにも真に迫って怖いくらいでしたが ↓(カーテンコールも鬼気迫ってるでしょ?)
でも、年増のヤホと若いコステロ君ではお芝居的には相性が良いとは言えず、ああ、コステロ君の奥様で若くて可憐なアイリーン・ペレスだったら良いのになあ、と思っていたんです。
で、ヤホは一昨日何度も小さく喉ばらいをして、実際にちょっと声もかすれたので、
あ、風邪ひいてんのかな! それなら20日はキャンセルする希望も充分ありそうだ。頑張ってるヤホ嬢には申し訳ないけど、そうなって欲しいわあ。
そして代役は、聴いたことのないソプラノでもいいけど、折角コステロ君が出てるんだから、夫婦共演してくれたらいいなあ、と願っていたところ、
実現することになりました。ワーイワーイ
変更に気付いたのは今夜ですが、ペレスのスケジュールが空いてるんなら、最初からそうすればよかったのに。
ということで、明日が俄然楽しみになりましたが、
でも、スター歌手が椿姫をキャンセルして(その時はゲオルギュー)、ヤホが代役になり、そのヤホが倒れてペレスが代役に・・・って、一昨年秋のまさにこのプロダクションのROH日本公演のパターンじゃないですか。不思議な因縁か、それとも同じ歌手にしかコネがないのか・・・
その時は、最後の一回だけ、同じROH引越公演のマノンに出てたネトレプコがなんと代役やってくれるというどんでん返しがありましたが、今回、もしヤホ嬢が回復しなかったら、来週グリゴーロ君のお相手にもしかして「まあ~」というソプラノが出てくれるかもしれないし。
とかなんとか、これもオペラの楽しみの一つだと無理矢理思わないとやってられません。
と、ここまで書いて、そうだ、忘れてたけど、今回の椿姫マラソンの一番手はヴィオレッタはあのおぞましいポプラフスカヤだったんだ・・・。クワバラクワバラ。彼女だけは、たとえ本人が出たいと言っても再登場させないでね