<20th Mar Thus>
今日、日本から友人が到着。短い滞在期間だけどアテンドで忙しくなり、ブログ更新は滞るかもしれませんが、あちこちご案内して私も普段は行かない所に行けるのが嬉しいです。
でも、折角なるべく美しいロンドンをご覧頂きたかったのに、ここ数日のポカポカ陽気が終わってしまって、冬が舞い戻ってくるらしいのは残念。お天気によって街の印象も違いますもんね。
イギリスでは椿はあまり見かけないのですが、
「椿姫さんちの庭に椿の花がないなんておかしい」、と気付いた友人から60歳の誕生日プレゼントとして去年の秋に苗木を頂きました(誕生日は4月ですが、秋まで待たなければならなかったんです)。
それが、ほら、ご覧の通り、見事に美しく大輪の花を咲かせてくれました
クリックで写真は拡大しますので、迫力感じてください。
10センチはあって花びらも多いですから重みで下向き気味になってしまうわけですが、それでは可愛くないとトーチャンが細いワイヤーでサポートして、無理矢理に上を向かせてしまいました。
植物にはにも丸っきり無知な私にはよくわかりませんが、こんな大きな椿もあるんですね。日本の実家にも椿の木がありましたが、もっとうんと小さな花でしたよ。色んな種類があるのでしょうが、石楠花や牡丹、百合とかの大輪の花が大好きな私はとても嬉しくて、椿姫というハンドルネームにしてよかったと今更ながらホクホク。
因みに、デュマ原作の「椿姫」はパリのハイクラス娼婦で、いつも椿の花を身につけているんですが、白い椿の時は営業中のサイン、赤い椿は「オンナの子の周期なので閉店」というあからさまな商売用サインなんです。当時のパリでは椿は高級品だったので、ステイタスシンボルでもあったようですが。
などと言う余計をことをつい書いてしまってすみません。イメージ壊れるようなこと、知りたくなかったですよね。
ともあれ、我が家の椿はあといくつか蕾の状態なので、全部いっぺんに咲いたら綺麗でしょうね。
今はまだ鉢植えですが、そのうち、トーチャンが日本風庭園を目指してる我が家のお庭のどこかにちゃんと植えて、大きく育ってもらおうと、今どかがベストなスポットが思案中。
ところで、着物でも椿は人気の柄で、たとえハンドルネームつながりがなくても大好きなんですが、椿姫を名乗っていたからこそ私の手元に届いた着物もあります。 「椿姫さんに椿柄のお着物を」と仰って、数年前にご自身のをプレゼントして下さった方がいたからです。
そしたら、椿柄といっても典型的なデザインだけでも多くある中で、頂いた着物の椿の意匠がなんと私が娘時代から持ってた帯のと同じで、着物と帯の運命の出会いを感じました。
オペラハウスに椿柄の着物や帯で行く場合、季節に合わせるのではなく、オペラ「ラ・トラヴィアータ」の時に着ることが多いのですが、折りしも来月、又トラヴィアータが上演されるので、機会を逃さず何度か着てみましょう
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