<19th July Sat>
猛暑のロンドンですが、オフィスは冷蔵庫のようなので、昨日は外で体を温めるのが嬉しかったです。皆さん暑い暑いとフーフー言ってましたけど。
ROHシーズンも終わりに近づき、昨日はマリア・ストゥアルダ、今日はラ・ボエーム、明日は若手アーチスト公演と3連ちゃん。その後うんとヒマになったら、なにをすればいいの・・? って、もちろん溜まってる記事を一気に片付けるのだ。
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7月17日は着物でリッツ・ホテルのアフタヌーン・ティーに行きました。着物については→こちら で。
今でこそあちこちのホテルでアフタヌーン・ティーやってますが、ちょっと前まで有名アフタヌーン・ティーと言えばリッツで、長年の憧れだったんです。
ってことはここでアフタヌーン・ティーしたことが実は今まで一度もなかった私。いつでも行けると思うとなかなか行かないし、高いし混んでるのでロンドン在住組はなにか特別なことでもなければ行きないわけで、今回やっと行けたのも、ロンドンに初めていらっしゃった日本人の方とご一緒だったからこそ。
アフタヌーン・ティと言っても、夜の7時半からのスロットなので立派な夕食です。
入り口を入ったらレセプションで、カーペットもピンク、お花もピンクで、リッツの雰囲気全開。
お茶に行く前にちょっと上の客室エリアを探索してみましょう。ロビーでカクテルやお茶飲んだことは何度もありますが、ここまで入ったには初めてで、甘いムードとは対照的な黒い着物をわざと選んでみたんです。
シャンペン付きで一人59ポンド(税金&サービス込み)は、2月に行ったクラリッジス(→こちら )よりもちょっと安いですが、最初はサンドイッチとケーキだけ出てきて、後から温かいスコーンが運ばれます。トレイは二人分で、ケーキが一つづつだったので分けるのが難しかったし、なかなかお茶(私はアール・グレー)を注ぎ足しに来てくれないので自分でやったりして、サービスはちょっとナンだったでしょうか。
なんでもすごく美味しかったというわけではないけれど、充分結構なお味だったし、第一、雰囲気を味わいに来てるわけですから、食べ物は二の次ですもんね。客筋も良かったし、今まで行ったホテルの中では一番素敵だったのは期待通り。
しかし、暑かったんですよね~・・・
いくら冷房が必要な日などほとんどないロンドンであっても、まさかリッツともあろうに冷房が効いてないなんて思わないから着物で来たのに、これで熱いお茶は苦しいぞ。
それに、ここでは黒い着物はぱっとしませんでしたね。だって、うようよいるウエイターのユニフォームが黒だから、全く目立ちません。
ご一緒したのは、プロムス初出演の中国人ピアニストの応援にYさんで、ピンクのフェミニンなワンピースがここの雰囲気にぴったり。
ブログを通して知り合り、お会いするのは初めてでしたが、東京でコンサートにたくさん行ってらっしゃることもあり、ロンドン東京の音楽事情やアーチストの話で盛り上がりました。
それにしても、お若いのに、応援するアーチストの演奏を聴きにお一人で初めての国にいらっしゃる勇気は素晴らしくて、一度もしたことのない私は羨ましいばかり。
優雅なロビーで写真撮りましょう。グランドピアノもあり、お茶を頂く間、3、4人の生演奏がありました。
パーム・ルームを挟んで、レセプション(左の写真)とレストランに通じる廊下(右の写真)。
9時20分にホテルを出ましたが、ライトアップされた夕暮れのリッツも美しいですね。
ところで、アフタヌーン・ティーと言えば、ロイヤルオペラハウスでも9月から始めるそうで、3日前に「サポートフレンズは8月に2日間限定で半額にしてあげまっせ」、とメールで連絡がありました。
半額値段で18.75ポンド(シャンペン付は23.75ポンド)と当然リッツよりもうんと安いし、うまくいくといいですね。たしかに日中は(お茶はできますけど)がらがらで勿体ない空間ですから、少しでも稼いで頂きたいものです。
私は行かないでしょうけどね・・。
だって、いくつもケーキ出てきても(リッツはお代わりし放題)食べ切れない辛党の私がそれでもたまにゴージャスな一流ホテルで高くてもアフタヌーンティしに行くのは非日常の気分を味わうための場所代なわけですよ。それが、こんなにしょっちゅう行ってるオペラハウスではあまりに日常的過ぎて・・。
水道水をすすりながらでも気分の高揚はオペラで充分させてもらっているわけですしね・・・。
というわけで、暑くて苦しくても、やっと実現したリッツでのアフナヌーン・ティは特別は経験なのでした。二度と行けないかもしれないですしね。
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