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シューベルト祭の二つのコンサート (その合間にディナーも)

<1st Sept Mon>

早くも9月!というよりは既に葉っぱも黄色くなっててすっかり秋の気配になってるロンドン。

ムスメが遊びに来てくれましたが、日中は仕事だったので私は夜だけしか会えませんでしたが、トーチャンと二人でずっとゲームして遊んでたようです。

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カメラ
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8月24日はシュワルツェンベルグでいよいよシューベルト祭Schebertiadeに行く日ですImage may be NSFW.
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音譜


先月のチューリッヒのように二人で着物で行けたらいいね、と前日まで迷っていたのですが、雨の予報だったし、周辺の様子もはわからないし、着物で運転できるかどうかも不安だし、荷物もうんと増えるし・・・、と小さなネガティブが積み重なって、結局ギブアップImage may be NSFW.
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しょぼん


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この日は日曜日だったのでアンゲリカ・カウフマン・ホール(→こちら )でコンサートが3つもあったのですが、私たちは午後4時と8時のコンサートの二つに行きました。行かなかったのはBelcea Quartetですが、彼らはロンドンでもよく出るので、なにもここで高い切符代出して聴かなくてもいいですしね。


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シューベルトの音楽を愛でるために始まった音楽祭ではありますが、全てシューベルトばかりというわけではなく、全く違う作曲家ばかりのプログラムのコンサートもあります。

私たちが行ったコンサートは「やっぱり、ちょっとだけシューベルトにしてみよまい!」、ということだったのですが、シューベルトの出来は対照的でした。


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カメラ
すみませんが、カーテンコール写真はありません。

写真撮影に関してはとても厳しい上に、私たちは列の隅っこで係員がすぐ近くに立ってたのでとても無理でした。列の真ん中からこっそり撮った知り合いの写真は見せてもらったし、負け惜しみではなく最初から駄目なら駄目で生の姿に拍手を送るのも気楽でいいものです。


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がま口財布
値段が5ランクある中、コンサートの両方とも下から2番目のカテゴリーで各69ユーロ(一番高い席)でした。


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1
24th August 4:00 - 6:00pm ( 詳細は→こちら


Arcadi Volodos Piano

FRANZ SCHUBERT (1797–1828)

Sonata in C, D 279

JOHANNES BRAHMS (1833–1897)

Six Pieces for Piano, op. 118


ROBERT SCHUMANN (1810–1856)

»Kinderszenen« op. 15

Fantasy in C, op. 17

<Encores>:

ROBERT SCHUMANN

»Der Vogel als Prophet«

from »Waldszenen«, op. 82

FREDERIC MOMPOU (1893–1987)

Canción

MANUEL DE FALLA (1876–1946)

Spanish Dance

JOHANN SEBASTIAN BACH (1685–1750)

ANTONIO VIVALDI (1678–1741)

Siciliano from BWV 596



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まずは、ロシアの巨漢ピアニスト、アルカディ・ヴォロドスのリサイタルでしたが、しょっぱなのシューベルトの退屈だったこと・・・。 誰が弾いてもこのソナタは渋過ぎるのに、少なくとも数年前はワイルドなのが持ち味だったヴォロドスの持ち味が生かせる曲ではありません。眠らないように、窓外の景色を眺めてました。

ヴォロドスは何度かロンドンで聴いてますが、進むにつれて段々と彼らしい演奏になってきて、シューマンはなかなか良かったし、華やかなアンコールでやっと本領発揮し、最後はスタンディングオベーション。

しかし、上機嫌でアンコールをたくさん弾き過ぎてくれて、終わったら6時半。私たちはレストランの予約があるので、を出待ちする余裕なしImage may be NSFW.
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DASH!

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ナイフとフォーク
ディナーは村で最も格式の高いホテルHotel Gasthof Hirschenのレストランで頂きました。コンサートの出演者もここに泊るとのこと。

内装も客層も重厚な敷居の高いお店で、村中のカワイコちゃんは皆ここで働いているのではないかと思う程、ウエイターとウエイトレスは美男美女揃い。

料理も凝っててお値段もロンドンの割と高いレストラン並みですが、リッチな気分を味わえました。

ヴォロドス御一行様が個室で夕食してて、ドアが開いてる時に通り掛ったら、ここで日本人を見るのは珍しいのか、ますます太ってお相撲さんのような彼が目を丸くしてましたImage may be NSFW.
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目


時間がなくて3コースは無理なので、オーストリア名物のTerfelspitz(ビーフのコンソメ煮込み)、ほうれん草とRosti添えをメイン、モモジャムのクレープ、アイスクリーム添えを二人でシェアしました。



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叫び

実はこの前日、このホテルで、コンサートの出演者であるテノールのPavol Breslikとピアノ伴奏のAmir Katzとばったり遭遇したんです。


ブレスリ君は先月チューリッヒで出待ちしたし(→こちら )、アミールさんは先月ウィグモア・ホールのリサイタルで舞台裏に会いに行ったし(→こちら )、その直後にROHでもばったり会ってるのですっかり顔なじみの二人なんですが、数秒ずれてたら出会えなかったでしょうから、なんという偶然! 

翌日、コンサートの後で確実に会えるのはわかっていても、嬉しいハプニングでしたImage may be NSFW.
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チョキ


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砂時計

話を戻し、ディナーの後は彼らのコンサートに行きました。

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2
24th August 8:00pm - (詳細は→こちら


Pavol Breslik Tenor

Amir Katz Piano
Bruno Schneider Horn

ANTONIN DVORAK (1841–1904)

Gypsy Melodies, op. 55

on poems by Adolf Heyduk,

sung in Czech

My Song of Love Rings Through the Dusk/Hey, Ring Out, My Triangle/All Round About the Woods are Still/Songs My Mother Taught Me/Come and Join the Danci/The Gypsy Songman/Give a Hawk a Fine Cage


FRANZ LISZT (1811–1886)

Tre Sonetti del Petrarca

Pace non trovo/Benedetto sia'l giorno/I vidi in terra


FRANZ SCHUBERT (1797–1828)

Ganymed (Goethe), D 544/Im Abendrot (Lappe), D 799/Der Musensohn (Goethe), D 764/Nachtviolen (Mayrhofer), D 752/Auf dem Wasser zu singen (Stolberg), D 774/Erlkönig (Goethe), D 328

Auf dem Strom (Rellstab), D 943 for tenor voice, horn and piano


Encores:

VINCENZO BELLINI (1801–1835)

»Vaga Luna, che inargenti«

»Malinconia, nifa gentile«


シューベルト祭は初出演のブレスリク君、最初は緊張してたようで、張り切って声を張り上げ過ぎて、この小さなホールでは響き過ぎましたが、インターバル後はうんとソフトになって、シューベルトの歌曲集からお馴染みの曲をいくつか歌ってくれた時は素晴らしかったです。 ちょっとシューベルト祭らしさからは外れるけど、アンコールのベッリーニがやっぱり彼の甘い声に一番ぴったりでうっとりImage may be NSFW.
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ラブラブ!

伴奏のアミールさんはウィグモアのリサイタルも素晴らしかったし、伴奏者にするには勿体ないほどの腕前ですが、ブレスリク君とは仲良しのようで、息もぴったり和気藹々でした。


彼の衣装がまた衝撃的というか、体にフィットした長めのチュニック風の黒いシャツが透けてるんですもの。キャッ~、セクシーImage may be NSFW.
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ドキドキ
  爺婆がほとんどの観客には刺激が強すぎるのでは?

でも、緊張して汗かいたらしく、後半は無難な衣装に着替えてしまいました。彼のFBファンサイト等でたくさんカーテンコールの写真も載ってるので探して下さいませ。


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終演後はロビーで集いがあり、サービス満点のブレスリク君は皆に愛嬌を振りまき、私も昨日に続いて密着ツーショットをものにしましたImage may be NSFW.
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チョキ





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ロビーが空になるまでチューリッヒでも会ったファン達とお喋りしたりして、充実のアンゲリカ・カウフマン・ホールの夜が更けて行きました。



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