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ブレゲンツ湖上オペラ 「魔笛」のセット見学 in Austria

<7th Sept Sun>

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テニス
錦織君、凄いですね!USオープンは観られないのですが、今年はウィンブルドンでも話題になるでしょうから、楽しみです。

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カメラ
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2泊3日のスイス/オーストリア旅行の最終回です。


ロンドンに帰る25日(日)のフライトは5時過ぎで、それまでなにをするかは決めてませんでしたが、レンタカーの運転にも慣れたPrimroseさんが「ブレゲンツに寄りましょうか」、と提案して下さったので、ちょっと遠回りにはなりますが、行ってみることにしました。


シュヴァルツェンゲンから30キロのブレゲンツBregenzは夏の野外湖上オペラで有名で(今年は7月24日から8月24日)、ボーデン湖の上に舞台を作り、大掛かりでユニークなセットの面白いプロダクションなのは知ってましたが、実際にはどんな雰囲気なのかしらといつも想像してたんです。


近くても知らない土地で逆ハンドルのレンタカーで夜道をドライブするのは危険ですから、夜行われるパフォーマンスを実際に観に行くのは無理でしたが、場所を見学できただけでも大満足。前日が千秋楽だったので、もうセットが片付けられているかもとも思いましたが、それでも構わないのでここまで来たからには是非行ってみたかったんです。


ブレゲンツ・オペラについては日本語ウィキ(→こちら )をご覧下さいですが、それによると1946年開始以降、毎年違う演目を一つだけ上演し、1985年からは2年間同じ演目を続けているようです。オペラだけではなく、ちょっと前にはウエストサイド物語もやったそうです。客席7,000でスピーカー使用ですから、オペラもミュージカルみたいなものだし、有名歌手も出ないので、パフォーマンスよりも大スペクタクルが売り物なんでしょう。




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野外劇場に隣接してるモダンな祝祭劇場Festspielhausでもオペラやコンサートが行われてて、強風豪雨の時には野外オペラを中で上演すると受付嬢が教えてくれました(屋内劇場には7千人も入らないだろうから、どうやって・・?)

  

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1989年からのプロダクションのポスターが貼ってありました。


去年と今年はモーツァルトの魔笛で、演出はイギリス人のDavid Pountney。DVDも出てます。Youtubeでは全編映像は見つかりませんでしたが、細切れにいくつか投稿されてて、色んな仕掛があって水面も上手に利用されてる演出の全体像を見るためには→こちら をどうぞ(ドイツ語ですけど)。


ブレゲンツ観光の最大のアトラクションに違いないこの野外オペラ、見学ツアーもやってたし、そのためにも公演が終わってもセットは残してあるのでしょうね。


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では、湖上舞台Seebühneを見てみましょう。一番前の席からだとこんな眺めで、緑のカメさんは島から離れて歌手を乗せて湖の上を滑るんですよ。


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少し後ろの席まで行くと、湖の向こう側も見えます。怪物君を一匹手に乗せようと思ったのですが、角度がイマイチで失敗・・Image may be NSFW.
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むっ

 

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一番後ろの席からだとこんな感じで、向こう岸に灯りが点ると綺麗でしょうねImage may be NSFW.
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半月
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キラキラ



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最後列からの眺め。ぐるりと色々見えるので、雰囲気味わうならここがベストかも。

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で、オーケストラはどこにいるかと言うと、建物の中で演奏するんだそうです。だから、雨が降ってもキャンセルしなくてもいいわけですね。


ヴェローナの野外オペラでもそうすればいいのに。少なくともオケのいる所だけ屋根を付ければ簡単にキャンセルにはならないだろうに、5年前にアイーダを観た時はつくづく恨めしかったですよ(→こちら )。一滴でも雨が降ったらオーケストラが一瞬で蜘蛛の子を散らすように退散するんですもの。折角イタリアくんだりまで行って素晴らしい古代ローマ遺跡でオペラを観ようとしても、ほんのちょびっと雨が降ったら中断ですもんねImage may be NSFW.
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しょぼん
 



話をブレゲンツの魔笛に戻し、


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カチンコ
この湖上オペラはジェームスボンド映画のロケーションにも使われて、トスカ上演中にダニエル・クレイグが走り回っての大アクションImage may be NSFW.
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爆弾


「慰めの報酬Quantum of Solace」ですが、DVDをお持ちの方は、始まって35分くらいの部分がこのシーンですので、ご覧下さい。劇場内外の様子がよくわかります。もっと短いシーンであればYoutubeにもあります(→こちら )。


車がないとブレゲンツからシュヴァルツェンベルグまではバスを乗り継がなくてはなりませんが、割と近いですから、この辺りにいらっしゃる方は、特に日本からわざわざいらっしゃるのであれば、湖上オペラとシューベルト祭と両方制覇して下さいね。山と湖、大規模とこじんまり、という対照的な楽しみ方ができます。


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        祝祭劇場はモダンで広々して気持ち良い空間です。


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魔笛の映像が流れてて、プロダクションの様子がわかります。夜の女王に睨まれるとちょっと怖い?


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湖畔の散策も素敵で、ブレゲンツ観光のもう一つの要であるケーブルカーで上って湖を見下ろしたら絶景でしょうね。私たちは時間がなかったのですが。


ここで簡単にピクニック・ランチして、一路チューリッヒへImage may be NSFW.
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車


国境超えですが、目的地がスイスであればカーナビはOKで、高速道路で1時間40分。マルチ駐車場でレンタカー返却所がわからず慌てましたが(正解はP3)、最後は美味しいケーキとお茶でくつろげ、先月とは違って今度は飛行機も遅れず、スムーズに帰れました。 


と思ってたのですが、実は、ずっと私の飛行機のルートをリアルタイムでネットで追ってたヒマ人トーチャンによると、どこかで何度も旋回してかなり時間を無駄にしたそうです。7月もそうだったので(晴れてたので自分でもわかった)、いつもなんでしょうかね? そうじゃなかったらチューリッヒ/ヒースロー間の実際の飛行時間は1時間半以下でしょうから近いし手元にスイスフランが結構残っているので、また近いうちに行ってみたいかな、スイスImage may be NSFW.
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ラブラブ
 久し振りのオーストリアも綺麗だったし。


あ、でも、そろそろ来月の家族日本旅行のスケジュールを真剣に考えなくては! 


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