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快晴の上高地、夜は天の川も (日本旅行10月19日)

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<30th Nov Sun>

11月も終わってしまうと言うのに、まだ10月の旅行記が終わってないどころかやっと半分・・。ま、私自身は思い出を反芻して楽しめるからいいですが、皆が一番良かったと喜んだ上高地は写真を選ぶだけで大変。山の無いイギリス人が興奮して撮りまくったから。

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<10月19日(日)>晴れ                   カメラクリックで写真は拡大します   


今回の家族日本旅行のハイライトとも言える上高地、新穂高の日がやってきました。


「日本の秋のお天気は安定してて雨なんか降らないのよ」、と日本を離れて久しい私は信じてたのですが、どうやらそうでもないことがわかり、実際に滞在中に台風にも遭遇したし、そこまでじゃなくても崩れる日もあって、毎日お天気のことが気になって気になって、それだけで疲れてしまったほどです。


そして、それは山岳地帯に2泊する時が一番気掛かりだったわけですが、結局最初の日は晴れだけど翌日は崩れるという予報ですって。うーん。

それならば、予定を少し変更して、上高地散策は2日に分けて半分づつの予定だったのを晴れてるうちにできれば全部急いで済ませてしまおうと、高山のホテルをそこそこ早く引き揚げてバス停に向かったところ、なんと、私がバスの時間を誤解してて、5分前に平湯温泉行きのバスは出てしまったとのこと爆弾


そして次のは1時間後・・叫び オー・マイ・ゴッド。ツアコン失格!


申し訳ないので、私が(週刊誌読みながら)荷物を見張ってるから3人でどっか散策して頂戴ということにして、昨日時間がなくて行けなかった飛騨護国寺周辺を散策したようです。 


     


貴重な時間をこんな所で無駄にしてしただけでも凄く口惜しいのにむっ悪いことは重なるもので、なんと、乗ったバスが出発して間もなく故障して時速10キロのノロノロ運転叫び。 オー・マイ・ゴッド・アゲイン! 今度は自分の失態じゃないので思い切り悪態をついた私。第一、日本は全てきちんとしてるのよ、と自慢してる私の立場はどうなる?!パンチ!


で、バスを途中で取り替えたんですが、手際が悪くて(運転手のすぐ後ろに座ってたので会話が全部聞こえて余計イライラ)、又一時間近く無駄にしたでしょう。 嗚呼、なんでこんな時に限って・・ガーン。 


ったく、日本でこんなことが起こるとは思いませんでしたが、気を取り直して、ここからは美しい景色の写真をご覧下さい。雲ひとつない素晴らしい秋晴れでしたから晴れ

   


平湯温泉でまた違うバスに乗り換え、窓から大正池を眺めながら、秋晴れの日曜日に人でごった返す上高地バスセンターに到着したら既に12時じゃないのむかっ ゆっくりランチしてるヒマはないので、ここでお弁当を買って、ハイキングの途中で手早く済ませましょうね。


   

バスセンターからホテルまでは歩いて5分掛かるんですが、素晴らしい景観に荷物の重さも気になりません(って、それは私の想像で、私はほぼ手ぶら)。

   


      





    


上高地の中心である河童橋のたもとのホテル白樺荘に荷物を置いて、すぐに出発だDASH!


歩く順番はチョイスがあり、大正池方面と明神湖、急げば両方歩けるかもしれないけど、まずは途中で山が見える往復7キロの明神池コースへ、本来の神社参道とは逆方向でスタート。


    
Tシャツ一枚でもいいくらいなんだけど、後できっと寒くなるから、あったかい格好で。


   

    

    


上高地は初めて、気軽に自然の中を歩けるように人工的に道が作ってあるってのも皮肉ですが、主に笹の葉の群生する遊歩道をこうして快適に歩ける上高地の魅力がよくわかりました。 


                   


もみじ10月中旬に紅葉を見られるのも山にやってきた理由の一つで、遊歩道沿いにはたまに一本、しばらく歩いて又一本という淋しい紅葉狩りではありましたが、青空に映えてきれいでした。 

    

     

簡単に下りることのできる広々とした河原もいくつかあり、こんな景観の中でゆっくりお弁当を広げられたらいいのですが、私たちは時間がないので数少ないベンチを見つけた時におにぎりとカツサンドをかっこみましたおにぎり焼岳からは水蒸気が絶えず出てましたが、なんとすぐ近くに人が結構いるのがクリックで写真を拡大すると見えますよ。
    

折り返し点で明神神社もある明神湖は水に映る景色が最高。


    

    

この舟は観光用ではなくて、神主さんのセレモニー用。


    

明神橋を渡った後は林の中を歩くだけで良い景色はないので、さかさか歩き、ほとんど写真は無し。



   

明神橋からは早足で歩いたけど、河童橋に戻ってきたのが午後4時近く。ガイドブックによると2時間半コースなんですが、途中で立ち止まって写真撮りまくったから。



ちょっと日が傾いてるけど、反対側コースにも行けるだけ歩いてみましょう。



    

たくさんの人がクマ避けの鈴ベルを鳴らしながら歩いてて、単に観光気分を盛り上げるためだと思ってたんですが、本当にクマが出るんですね!クマ  帰ってきてから、トーチャンがこの近くでクマに襲われた犠牲者のニュースもキャッチ。 そんなことはイギリスでは絶対起こらないのでびっくり。因みに野生のお猿さんは河原で目撃しましたよ。

    
田代池は水溜りみたいで、さすがにこの時間だと空いてて幻想的でしたが、翌日通り掛ったら人がぎっしり立ってました。 きれいな夕焼けの後はどんどん暗くなり、急に冷え込むので、クマも怖いし、こちらのコースは半分も歩けなかったけど、それは明日にして、ホテルに戻りましょう。

    


河童橋のたもとにあるというロケーション重視で選んだホテル白樺荘(→こちら )、部屋は良かったのですが(この日はわからなかったけど窓からの眺めも抜群)、温泉温泉がしょぼくてがっかり。

大浴場には行かないトーチャンのために内風呂付きの部屋にしたら一泊一人2万円以上もして(シニア割引つきなのに)、施設が古くて豪華さが全くない割には高かったけど、人気観光地だから仕方ないのかな? 

          


ナイフとフォーク夕食は、お箸で頂く洋風懐石料理のコース。 まあ美味しかったけど、ひとつづつ出てくるので写真がつまらないですよね。やっぱり温泉旅館では目の前にずらっと並べて欲しいのに。


おかずばっかりで量が少ないのもがっかりで、全部食べ終わってもまだお腹が空いてたので(私だけ)、おにぎり2個追加注文おにぎり  



たくさん歩いて疲れたから温泉に入って早く寝たいのに、張り切るトーチャンに引っ張られてホテルを出ます。寒いからしっかり着込んで。


出掛けると言っても、何もない所ですから、目的は夜空の星で、天文学が趣味のトーチャンにとってはここはパラダイスのようです星空

真っ暗な夜道をクマが出たらどうしようかと恐々(夜はクマは寝てる?)、スマホのサーチライト・アプリで照らしながら歩いたら、同じ目的の人が何組もいました。


写真ではよくわかりませんが、たしかに天の川も見えましたよチョキ


天の川以外にもこんなにたくさんの星を肉眼で見たのは初めてなので感激でしたがニコニコ、寒いのに「あれがXX星座だよ、あれはね・・」と長々とウンチクをたれるトーチャンでした。
    
    



というわけで、お天気が一番重要な日にピカピカに晴れてラッキーでした。


雪の結晶

偶然ですが、すでに雪が積もる上高地は今日閉山セレモニーが行われ、冬の眠りに入ったそうですね。しーんと真っ白な上高地、想像するだけで神秘的


山岳地帯にもう一泊滞在しますが、翌日はお天気は予報通り崩れたものの、雰囲気の違う山の景色が見られたし、旅館もとても良かったので、良い旅行が続きます。





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